男一匹!イギリス・シングルファーザー奮闘記。

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akisamrai

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August 20, 2006
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カテゴリ: 回想記
<回想記 2005/12月中旬>



この日のミーティングはちょうどファーストコンサルテーションと言う事で、事前に私が提出しておいた依頼内容をまとめたドキュメントを元に、これからの方向性や戦略を話し合いそのうえでこの件にかかる大よその費用が見えてくるとのことでした。
もちろん全ては費用の問題が先にありきでしたので、例え魅力的なストラテジーを提案してもらってもそれが予算をオーバーしてしまっては、絵に描いた餅さながらいみをなしませんでした。

基本的に私と息子のケースでは、イギリスの裁判所より不当に出された判決を翻すためには、その争点である、日本国やその裁判所が通例として外国人に対して差別的であるという陳述をかわした上で、私が休暇等で息子と日本へ帰国したのちに確実に再度英国へ戻るという保障のようなものを英国の裁判所へ提示しなくてはならず、そういった理由もあって日本側の調査を日本人弁護士に依頼をして、その情報や法的な観点をもとに英国人弁護士に英国法をからめて法廷へ立ってもらうという戦略がベストであるのではないかという説明をその2人の弁護士より受けました。

私の方が少し難しい顔で考え込んでいると、右斜め前に座っていた日本人弁護士の方が。

「我々は今回のこのケースはそれほど難しいものではないと考えています。」

とサラリと言い放ちました。
意外なその言葉に私もうれしさがこみ上げると同時に本当にそうであってほしいと強く願いました。

そして大きいな焦点であるその費用に関して私の方より。



と尋ねると。
少し2人の弁護士が少し話し合った末に。

「3000ポンド(60万円)から5000ポンド(100万円)の間でいけるとおもいます。」

もちろんポケットから”ハイどうぞ”と出せる金額では決してありませんでしたが、何とかならない額ではありませんでした。
そして、これで息子に日英を自由に行き来させてやれる、彼の大好きな日本の家族にも会わせてやれると想うと何も迷わずに。

「それでは宜しくお願いします。」

と2人の弁護士の目を見て答えました。

こうして法というもののスペシャリストの力を借りる決心をした私は何か大きな心の推進力を得たかのようにその事務所を後にしました。

しかしこれが私のいに反して、意外な方向へと進んでいくのでした・・・。

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Last updated  August 22, 2006 05:40:20 AM
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