2002年02月10日
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科学と云ったのは、二つの意味がある。

まず、ダヴィンチ自身が、絵画に科学の光をあてたこと。
彼にとって、絵画は彼が明らかにした科学の結晶だったことが分かる。白貂のもつ筋肉の盛り上がり、チェチリアの頬、手の表現。どれをとっても、同時代の他の画家と一線をかくす緻密さ。

もうひとつは、その絵に現代の科学が光をあてたこと。彼が構図を途中で変えたこと、また絵の具を薄く塗りながら、陰影を手のひらで押さえながら調節したこと(女性が化粧するときの技法かな?)などが知られている。

さて肝心の絵についての感想だが、「モナリサ」が、背景に地質研究や遠近図法を駆使し、ふくよかさがあるのに対して、「白貂~」の方は、パトロンだったイルモーロの愛人だったチェチリアの静かな美しさと獰猛な白貂が対照をなしている。またダビンチのほのかな恋心も感じる。また、「最後の晩餐」の一瞬を切りとるドラマチックな手法は、ここにも見られる。貂が、物音に反応した瞬間を表現しているのだ。(文であらわすのは野暮だが)

他に印象に残ったのは、フランチェスコ・ディ・ステファーノの聖母子・ショパンのもっとも有名な肖像画(作者は知らないが)・ショパンの最期をみとったというチェルトリスカ公爵婦人の肖像と彼女が持っていた、ショパンのブロンズの左手・直筆のオーケストラ譜。常設展のキャパの写真・・・。早起きして出かけたかいがあった。

蛇足

白貂のぬいぐるみが売られていた。なんかずれている感じだ。しかし、白貂の刺繍いりハンドタオルを買ってしまう自分は、もっとずれているかも。






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最終更新日  2002年02月10日 10時45分20秒
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