PR
サイド自由欄
コメント新着
こんにちは。
本日は、 「 おもしろ歴史ウォーキング 東京編2
」
からのネタです。
先日からツイッターで「東京編2」の再放送をしていて、まだ、ブログで紹介していない章があることを発見しました。
それは、第8章の『 将軍徳川綱吉が58回以上訪れたといわれる名園・六義園を歩く 東京都文京区 』 。
是非、 「 おもしろ歴史ウォーキング 東京編2 」 も、合わせてご覧いただければ幸いです。
ちなみに記事は、少し前に訪れたときのもの。取材した頃のように、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。
1.『古今和歌集』の世界を再現しようとした庭園
今回は、東京は文京区本駒込にある都立庭園・六義園を歩きます。
文京区は、「ふみのみやこ」と言われるように、学校や病院の多い高級住宅地。六義園は、 JR
山手線または地下鉄(東京メトロ)南北線の駒込駅より徒歩 7
分くらいのところにあります。
日本三名園ほどではないけれど、東京ではわりと有名な庭園ですね。元禄時代、徳川幕府の側用人だった柳沢吉保が、五代将軍・徳川綱吉から与えられた地に造ったそうな。
「六義園」の名前の由来は、和歌の六つの基調を表す「六義」(むくさ)という言葉だそうですが、難しくてよくわかりませぬ。何でも、『古今和歌集』にある和歌の世界を庭園として再現しようとしたらしい。
柳沢吉保自身が設計し、 7 年の歳月をかけて庭園を造ったのだとか。万葉集や古今和歌集に詠まれた和歌山県の和歌の浦の景色を始め、その周辺の景勝地や中国の故事にちなんだ景観が映し出されているそうですね。
日本の三名園は、徳川御三家の水戸家や加賀百万石の前田家など格式ある大名が造ったものですが、六義園はそれらより小さいもののなかなか健闘しておりまする。
それもそのはずで、柳沢吉保といえば、綱吉の寵愛を受け、のちに 15 万石の大老格まで出世した人物。
今で言えば、総理大臣以上の権限を持っていたのでしょうね。しかも、将軍・綱吉がこの庭園に記録に残っているだけで 58 回も訪れたらしい。庭園だけが目的ではないと思いますが、これだけ入り浸っていたのは、きっとこの景観が気に入っていたのでしょう。
犬公方と言われ、学問好きでもあった気難しい将軍が、何度も見に来たというだけでも、当時、一流の庭園だったとわかりますね。
2.冬でも桜の季節の見事さを実感できる枝垂桜と池を望む絶景
見どころは、ツツジの花らしいですが、当然冬は見られませぬ。
庭園入口近くにある枝垂桜も、もちろん花は咲いていませんでした。
でも、この見事な枝ぶりを見るだけでも、桜の季節の素晴らしさをイメージできますね。 3
月頃には、枝いっぱいの薄紅色の花が咲き乱れ、ライトアップもされるそうですよ。
園内は、かなりの起伏がありますが、庭園が造られる前は平坦な土地だったそうな。広大な池を掘り、それらの土で山を築き、千川上水から水を引く大工事も行われたのですね。
大きな池を望む絶景の場所は、出汐湊と名付けられ、右手に中の島、左手に蓬莱島、そして対岸には吹上浜を眺めることができます。

庭園の中心にあるのは広い池ですが、その中の島には、妹山、背山と名付けられた二つの築山が設けられています。古くは女性のことを妹(いも)、男性のことを背(せ)と呼んだそうですが、小ぢんまりした二つの築山がある中の島は男女の間柄を表現したものだとか。
3.回遊式築山泉水庭園の魅力を満喫できる景観
美しい池の景観を右手に見ながら歩いてゆくと、やがて昼なお暗い樹林の道が…。
渓流が走り、水しぶきをあげて落ちる滝の近くにある四阿(あずまや)は、滝見茶屋。
中で腰掛けて休んでいると、流れ落ちる水音が心を癒してくれます。
清々しい気分で緑を眺めながら池の周りを半周しました。深山幽谷やのどかな水辺の景観など景色の移ろいも変化に富んでいて楽しく歩くことができました。
やがて、六義園の橋のなかでも有名な渡月橋へ。
和歌の浦を歌った歌から名付けられたそうですが、橋に使われている二枚の大岩は重量感がありました。きっと、遠くから運んできたのでしょうね。
4.荒れた庭園を三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が整備
六義園を造った柳沢家は、ここを下屋敷として幕末まで使用したらしい。明治になってから、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が六義園を購入し、荒れたままになっていた庭園を整備したのだとか。
ちなみに、六義園を取り囲む赤煉瓦の塀もこの時造られたそうです。
そのとき、園内にもつつじの古木材を用いてつつじ茶屋が建てられました。ただ、以前に訪れたときは、東日本大震災の影響で倒壊の恐れがあるとのことで、立ち入り禁止になっていました。
今は修理されて利用できるのですかね。この辺りは、 11
月下旬には、紅葉したモミジに囲まれ、見事な景観となるそうですよ。
5.江戸の百名山に数えられた山がある
最後に向かったのは、園内で一番高い場所という藤代峠。
ここからは庭園を一望できます。江戸時代は、この築山が江戸の百名山の一つに数えられていたらしい。
入園料は一般の人は 300
円、 65
歳以上の人は 150
円でこれらの絶景を味わえるのだからお得感があります。
ちなみに、小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料。一般の人でも、 5 月 4 日のみどりの日と 10 月 1 日の都民の日は無料で入園できますよ。
コロナ禍の現在、入園には事前予約が必要みたいです。
六義園 整理券予約サービス|オンライン予約サービス (e-tix.jp)
「 おもしろ歴史ウォーキング 東京編2
」
(参考)
目次より
第1章 赤丸急上昇の人気お花見スポット・目黒川と新旧の名建築、空中庭園 東京都目黒区・渋谷区
1.少しセンチメンタルな気分になるお花見スポット・かむろ坂
2.昭和の竜宮城といわれた目黒雅叙園
3.目黒川沿いの公園も、見どころがいっぱい
4.目黒川・桜の絶景とめぐろ歴史資料館
5.建物自体が芸術作品の目黒区総合庁舎
6.渋谷にも古墳がある
7.オシャレな町にある大正時代の名建築・旧朝倉邸
8.西郷さんゆかりの西郷山公園と菅刈公園
9.目黒には、現代のバビロンの空中庭園がある
第2章 都内随一といわれる藤の名所・亀戸天神と大正時代の古民家を巡る 東京都江東区・墨田区
1.亀戸のカメにまつわるエトセトラ
2.駅前に立つガメラとラドンが合体?したモニュメント
3.銭形平次御用達?の工場跡がある
4.都内随一の藤棚が満開の亀戸天神
5.由緒ある寺院と下町散歩が楽しめる
6.エコライフの先駆けだったすみだ環境ふれあい館
7.江戸時代の農家と町屋の姿を合わせもつ旧小山家住宅
8.存在感のある亀戸大根の碑が立つ亀戸香取神社
第3章 新選組副長土方歳三も訪れた都内に現存する唯一の本陣・日野宿本陣 東京都日野市
1.新選組の故郷として注目を集める日野
2.峠の茶屋のような駅舎が魅力の日野駅
3.都内に現存する唯一の本陣の建物がある
4.土方歳三が昼寝をしていた部屋がある
5.新選組の少年隊士をかくまっていた部屋がある
6.明治天皇が行水に利用された桶がある
7.新選組のルーツの場所のひとつ・日野宿本陣の道場
8.大河ドラマの新選組配役にまつわるエトセトラ
第4章 日野時代の新選組の足跡と土方歳三の生家、菩提寺・高幡不動を歩く 東京都日野市
1.近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社
2.新選組6番隊長井上源三郎の資料館がある
3.新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺
4.ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館
5.ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館
6.昔からイケメンぶりが評判だった土方歳三
7.石田地区は、土方家がたくさん
8.土方歳三の菩提寺は、関東三不動の一つ高幡不動
9.八十八カ所巡拝コースになっている高幡城址
第5章 城跡、代官屋敷、古刹、風習、カラフルな電車 …
観光スポットの定番がてんこもり !
魅惑の世田谷紀行
1.江ノ電みたいなかわいい電車が走っている
2.キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり!
3.ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線
4.吉田松陰のイメージそのままの清潔感が漂う松陰神社
5.世田谷区にまつわるエトセトラ
6. 400
年以上の歴史を誇る世田谷の伝統行事・ボロ市
7.重要文化財の代官屋敷がある
8.住宅街に痕跡が今も残る巨大城郭・世田谷城
9.井伊直弼の墓がある招き猫でも有名なお寺とは
10
.世田谷城主・吉良家の墓がある勝光院
第6章 住宅街のど真ん中に広がる農場・演習林、歴史と緑に恵まれた公園と多摩六都科学館を歩く 東京都西東京市
1.田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市
2.名主の善政を伝える碑と蔵がある
3.横綱やベストセラー作家ゆかりの田無神社
4.三つの寺が合併してできた田無山総持寺
5.住宅街の真ん中に広がる牧場風景
6.火・金だけの開館だが、周りの景色が魅力的な農場博物館
7.武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林
8.西東京市の公園はどこも緑がいっぱい
9.外から楽しみたい西東京のシンボル・スカイタワー西東京
10
.平成 25
年 3
月に全面リニューアルされた多摩六都科学館
11
.ギネス世界記録に認定されたプラネタリウムがある
第7章 荒ぶる川・荒川沿いの歴史スポットとパナマ運河の工事に参加した技師が手掛けた水門を巡る旅 東京都北区
1.荒川のほとりには、歴史・風俗のある神社仏閣がいっぱい
2.パナマ運河の工事に参加した技師がてがけた旧岩淵水門
3.鉄道ファンに人気の神社がある
4.都会の真ん中で、山里の風景が楽しめる赤羽自然観察公園
第8章 将軍徳川綱吉が58回以上訪れたといわれる名園・六義園を歩く 東京都文京区
1.『古今和歌集』の世界を再現しようとした庭園
2.冬でも桜の季節の見事さを実感できる枝垂桜と池を望む絶景
3.回遊式築山泉水庭園の魅力を満喫できる景観
4.荒れた庭園を三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が整備
5.江戸の百名山に数えられた山がある
第9章 桜を背景に、ロマネスク様式の大聖堂と 23
区内最古の木造建築を眺め、都内有数の桜の名所・洗足池にいたる極上桜散歩 東京都目黒区・品川区・大田区
1.ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園
2.昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園
3.有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会
4.地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社
5. 23
区内最古の木造建築がある円融寺
6.桜のトンネルが 1
キロも続く西小山桜並木通り
7.東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社
8.千束と洗足にまつわるエトセトラ
9.都内有数の桜の名所・洗足池
10
.勝海舟のお墓がある
11
.洗足池は歴史スポットもいっぱい
12
.すっぽんも住む洗足小池
歴史ファン必見の観光スポットが満載! … 2023年01月12日
武蔵国トップの古墳があるさきたま古墳群… 2022年03月05日
のぼうの城・忍城の痕跡と市内随一の桜の… 2022年02月12日