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2021年06月26日
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カテゴリ: 国内旅行365
こんにちは。
本日は、最新作 「​​​ おもしろ歴史ウォーキング 最新東京編 ​​​​​​」からのネタです。

 新たに取材したネタと写真をもとに書き下ろした本書は、激変する東京にある歴史スポットの紹介で人気を博しております。
今回は、第4章の『 東京で、お花見と歴史スポットを一緒に楽しみたいなら、芝離宮と浜離宮がおすすめ! 東京都港区、中央区 をお送りさせていただこうか、と。
諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。
すべての記事は、​ こちら ​​ですよ。
是非、本書もご覧いただければ幸いです。
ちなみに記事は、コロナの感染拡大があるとは夢にも思わなかった 2019 4 に行った時のもの。
一日も早く、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。
1.芝公園の桜は、歴史スポットとコラボで楽しみたい
 今回は、東京都港区と中央区のおすすめお花見スポットを巡ります。
 港区のお花見スポットといえば、最近では六本木ヒルズや東京ミッドタウン周辺を挙げる人が多いかもしれませんね。
ただ、個人的にはハイカラすぎて、桜をゆっくり見るには落ち着きませぬ。
 適度に庶民的で、さらに歴史スポットとコラボで桜を楽しみたい。…と思ったら、港区では、青山墓地や芝公園などが挙げられるのではないでしょうか。
 今回は、ほかのお花見スポットもご紹介したいということで、アクセスのよい芝公園から巡ることにしました。
 芝公園へは、都営三田線の芝公園駅が近いのですが、今回は、都営大江戸線赤羽橋駅を利用します。その理由は、東京タワーと桜をコラボで撮影できるスポットが近いから。
 赤羽橋駅を出て、目の前にある公園に向かいます。



 そこでは、お昼前なのにシートを広げて場所取りをしている人を見かけました。



 仕事が終わってから、社員同士でお花見を楽しもうという趣向ですか。
 シートの位置から、夜桜と東京タワーのライトアップのコラボを狙っているのがわかります。



 ただ、実際は、桜の花が満開すぎて、東京タワーがよく見えませんでした。夜はきっと、きれいに見えるのかもしれませんが。



 桜の下を見ると、色とりどりのチューリップの花が…。



 上だけ見ていたら、危うく見逃すところでした。芝公園でお花見をするときは、下にも注意する必要があるのですね。



 芝公園は、明治
6 年開園と、都内では上野恩賜公園などと並び、もっとも古い公園のひとつだとか。
 公園の敷地は、江戸時代には増上寺の境内でした。現在は、増上寺を取り囲むような形で公園が広がっており、その中にホテルや学校、図書館などが点在しています。



 芝公園には、ほかにも、墳丘の長さが 125 メートルもあるという都内最大級の前方後円墳・芝丸山古墳があるのを忘れてはいけないのでした。
古墳と桜のコラボも見たかったけれど、今日はお花見のフルコースですからね。ゆっくりはしていられないと、増上寺の境内を目指します。
2.東京のアイコンのひとつに数えられる増上寺と東京タワーのコラボ
 増上寺の開山は、 1393 年だそうなので室町時代までさかのぼるらしい。現在の芝の地に移転したのは 1598 年。その後の江戸時代に、徳川家の菩提寺となって大隆盛へと向かうのですな。
 少し遠回りになりますが、増上寺の三解脱門(さんげだつもん)からお参りします。
 三解脱とは、人間が持つ三つの煩悩(貪、瞋、癡)で、この門をくぐれば、それらの煩悩から解脱できるのですか。私が救いを求めるように、門をくぐらせていただいたのは言うまでもありませぬ。 
ちなみに、三解脱門は、元和 8 年( 1622 年)に建立されたらしい。戦災を免れた江戸初期当時の面影を今に伝える貴重な存在で、国指定の重要文化財でもありまする。
 行った日は、門に「御忌大会」という表示がありました。



 「おんいみたいかい」?と読むのかな、と頭をひねりつつ門をくぐります。
後日、ネットで調べてみたら、「御忌大会」は、「ぎょきだいえ」と呼ぶのですか。毎年、この時期に行われる、浄土宗の元祖・法然上人の忌日法要のことらしい。
境内に足を踏み入れると、東京を象徴する芝の増上寺と東京タワーのコラボの絶景が迎えてくれました。



 ネットや雑誌などで、同じ構図の写真をよく見かけます。やはり江戸と昭和のシンボルが、ひとつの被写体に収まるのが貴重なのかも。
 それにしても増上寺の境内は、いつになく混んでいますな。特に、大本堂の前は、多くの人たちが集まっている。
 …と思って行ってみたら、舞が行われていました。



 これは、いつの時代を模した舞でしょうかね。 
 当日は、境内の舞台で行われるのは、「庭儀式」や「舞楽」、本堂内を清めるための「振鉾(えんぶ)」などだそうです。



 増上寺の桜とともに、日本文化を堪能できるのは素晴らしい。



 ちなみにコロナ禍では、規模を縮小して御忌大会が執り行われたそうです。多くの人たちが何のストレスもなく集まれる日が、早く戻って欲しいと思いました。
3.たっぷりゆっくりお花見が楽しめる旧芝離宮恩賜庭園
 増上寺にお参りをした後、三解脱門の正面に伸びる道を歩き、 JR 山手線の浜松町駅へ向かいます。
 浜松町駅北口のガードをくぐると、右手に旧芝離宮恩賜庭園が広がっていました。山手線の駅からもっとも近い庭園と言われているのも納得です。
 入園料が 150 円と、リーズナブルなのもうれしい。ちなみに、 65 歳以上は 70 円ですか。
 この時期は、園内の桜が見放題で、この値段はお得ですね。
 ここは、かつて江戸時代の老中・大久保忠朝の上屋敷内に作られた大名庭園。大久保忠朝は、小田原藩の藩主で、領地から庭師を呼び庭園を造ったと言われます。今でも小田原にちなんだアイテムが、園内にちりばめられているらしい。
 その後、所有者が変わり、幕末には紀州徳川家の芝御屋敷になりました。明治になってからは、皇族の有栖川宮家を経て、宮内省が買上げて芝離宮になったのですか。
大正 13 年に、東京市に下賜されて旧芝離宮恩賜庭園として公開されたそうです。
庭園の入り口付近では、広々とした池と美しく配置された木々や岩が出迎えてくれました。



 作られた当時は、海岸に面しており、庭園内の池は、海水を引き入れる汐入の庭だったとか。
 よく整備された庭園ですが、面積は約 42,000 平方メートルと、他の都立公園と比べるとあまり広くはありませぬ。
 どこから写真を撮っても、ビルが写り込んでしまうのが気になりました。



 ただ、東京のど真ん中にある公園としては仕方ないのかも。真横を JR 線が通っており、敷地の一部が鉄道の増設用地に提供されたそうですが…。
 それでも、実際に庭園を一回りすると、数字よりも広く感じました。様々な景観に出会え、風光明媚な海や山を旅行した気分になるのですよ。



 左に池を見ながら、右回りに庭園を歩くことにします。まず、池のほとりに現れたのが、雪見灯籠。



 立派な灯籠は、日本庭園に必須のアイテムですな。砂浜を模したという州浜の上に、腰をぐっと下ろして三本足で立つ姿は存在感があります。



 池に浮かぶ小島を眺めているような後ろ姿に威厳を感じました。
 雪見灯籠から芝生広場まで歩く途中には、見事な桜が…。



 下に立っている子供たちが、桜に飲み込まれてしまいそう。



 シートを広げてお花見をしている人たちもいましたが、周りに人が少ないから、ゆったり桜を楽しんでいるのがわかります。
 若干の入園料はかかりますが、たっぷり、ゆったり桜を堪能したいなら、旧芝離宮恩賜庭園は穴場かも。
4.旧芝離宮恩賜庭園は、絶景スポットも歴史アイテムもいっぱい
 お花見を満喫し、再び池の近くの遊歩道を歩きます。池から張り出した場所に、意味深な石柱が 4 本立っていました。



 これは、もしかしてストーンヘンジ?
(以下、 「​ おもしろ歴史ウォーキング 最新東京編 ​​ に続く)
種明かしをすると、この石柱は、戦国時代の武将の門柱として使われていたのだとか。
 かなり渋い武将で、知名度は高くないですが、私は幸い知っていたので感慨もひとしおでした。
 江戸時代には、小田原藩主大久保家の茶室の柱として使われたと推定されているらしい。
 このあと、全国的にも珍しい鴨場があるという浜離宮庭園へ。



 広さは、芝離宮庭園の
6 倍もあり、その分、見どころも満載でした。
 浜離宮は、将軍家別邸の庭園で、 徳川慶喜が鳥羽・伏見の戦いに敗れた後、軍艦で大坂城から江戸に帰ったとき上陸した場所としても有名ですね。
 園内には、「将軍お上がり場」と表示されたエリアがありました。
 ほかにも、将軍が 食事をしたり、休憩場所として利用したりした複数の御茶屋が園内に点在しています。全国に 5 か所しかないという鴨場や城郭ともいえる堀や枡形など、見どころが目白押しですよ。
東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、​​こちら​​をご覧いただければ幸いです。
(参考)
目次より
第1章 赤穂義士とスター旗本ゆかりの場所、高輪ゲートウェイ駅近くの歴史スポットをめぐる旅 東京都港区
 1.伸びしろに期待が持てる高輪ゲートウェイ駅
 2.高輪ゲートウェイ駅の由来のひとつになった高輪大木戸
 3.赤穂義士の強い意志が今も生きている泉岳寺
 4.個性豊かな赤穂四十七義士のお墓がある
 5.大石内蔵助ほか 16 名の義士切腹の場所
 6.江戸時代の有名人のお墓がいっぱい
 7.有名な朝顔の井戸がある薬王寺

第2章 名門江戸氏ゆかりの慶元寺と東京 23 区内に存在した唯一の藩・喜多見藩の痕跡を探す旅 東京都狛江市、世田谷区
 1.美しい花を眺めなからウォーキングが楽しめる岩戸川緑地公園
 2.岩戸八幡神社に残る創建時の興味深いエピソード
 3.室町時代後期の仏像を有する古刹・明静院
 4.杉木立の参道、江戸中期の本堂、地域風景資産の三重塔と見どころ満載の慶元寺
 5.東京 23 区内にあった唯一の藩・喜多見藩の痕跡を探せ
 6.土塁か、古墳か、にコーフン

第3章 自然豊かな国分寺崖線沿いに並ぶ神社仏閣、空中庭園、古墳をめぐる散歩道 東京都世田谷区、狛江市、調布市
 1.喜多見家ゆかりの世田谷区内最古の鳥居がある氷川神社
 2.「真田幸村」にちなむ興味深い風習がある喜多見不動堂
 3.国分寺崖線の魅力を満喫できる神明の森みつ池と成城みつ池北緑地
 4.人工基盤の上に作られているとは思えない、きたみふれあい広場
 5.巨大な古墳とのかかわりが気になる糟嶺神社と明照院

第4章 東京で、お花見と歴史スポットを一緒に楽しみたいなら、芝離宮と浜離宮がおすすめ! 東京都港区、中央区
 1.芝公園の桜は、歴史スポットとコラボで楽しみたい
 2.東京のアイコンのひとつに数えられる増上寺と東京タワーのコラボ
 3.たっぷりゆっくりお花見が楽しめる旧芝離宮恩賜庭園
 4.旧芝離宮恩賜庭園は、絶景スポットも歴史アイテムもいっぱい
 5.全国的にも珍しい鴨場がある浜離宮庭園
 6.城跡でもある浜離宮は、歴史スポットもいっぱい

第5章 大森貝塚、馬込文士村、郷土資料館、城跡 考古学、文学、歴史学好きにはたまらない大田区馬込周辺を歩く 東京都大田区、品川区
 1.大田区の馬込地区には、都内屈指の文士村があった
 2.最近まで場所が特定されなかった、日本考古学発祥の地・大森貝塚
 3.「人生劇場」の著者・尾崎士郎の居宅跡に作られた記念館
 4.中高年に勇気を与えてくれそうな山王草堂記念館
 5.有名作家の文学碑めぐりと鎌倉幕府成立に欠かせない梶原景時ゆかりのお寺
 6.考古学、文学ファン必見の大田区立郷土資料館
 7.住宅街に眠る戦国の大城郭・馬込城

第6章 オシャレな街の中に垣間見える歴史と伝統 東京・自由が丘の魅力に迫る旅 東京都目黒区、世田谷区
 1.「衾駅」という駅名が有力候補だった「自由が丘駅」
 2.大蛇が鳥居に絡みついている奥沢神社
 3.自由が丘の「女神祭り」を知っていますか?
 4.異国情緒漂う自由が丘をタウンウォッチング
 5.昭和を代表するアイドルのオフィシャルショップがあった自由が丘
 6.かつての自由が丘、武蔵国荏原郡衾村谷畑の鎮守であった熊野神社
 7.スイーツの街・自由が丘のアイコンともいえるスイーツフォレスト

第7章 お面かぶりと戦国の城の魅力が満載の九品仏浄真寺とエピソードいっぱいの神社仏閣を歩く 東京都世田谷区、目黒区
 1.昭和の洋画壇を代表する画家のアトリエ跡に作られた宮本三郎記念美術館
 2.東京都指定の有形、無形文化財が満載の九品仏浄真寺
 3.今なお圧巻の土塁が存在感を発揮する奥沢城跡
 4.世田谷の小公園、緑道は、癒しスポットがいっぱい
 5.大正時代、新聞で紹介された怪談で賑わったという氷川神社
 6.大迫力の大イチョウが印象的な二つの古刹

第8章 野猿峠に点在する極上スポットと中世の見張り所があったと言われる平山城址公園を歩く 東京都八王子市、日野市
 1.多摩丘陵に並ぶ二つの都立公園
 2.変化に富んだ沢の景観が楽しめる都立長沼公園
 3.あゝ野猿峠、あるウォーカー哀史
 4.野猿街道に突如現れる逆ピラミッド
 5.森の中に佇む囲炉裏料理の店と小さな美術館
 6.源氏の侍大将の見張り所があったとされる平山城址公園
 7.平山城跡は、平山城?

第9章 関東厄除け三大師のひとつ西新井大師と、異国情緒漂う公園、歴史ある神社仏閣をめぐる下町散歩 東京都足立区
 1.ベルモント公園で、オーストラリア旅行のアリバイが作れる?
 2.国内最大級のネット遊具と大人も癒されるプラネタリウムがあるギャラクシティ
 3.歴史ミステリーのネタになりそうな伝承が残る猿仏塚
 4.徳川家の祈願所位牌安置所であった国土安穏寺
 5.神々が船で上陸したという神話の場所に祀られた鷲神社
 6.源頼義・義家父子と小林一茶の暑いエピソード満載の炎天寺
 7.関東厄除け三大師のひとつ・西新井大師
 8.見どころが盛りだくさんの西新井大師の境内





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最終更新日  2021年06月26日 12時23分22秒
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