自己中心的恋愛模様

2007.07.25
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カテゴリ: 突発的な作品
※この前の続きです・・・















雲ひとつ無い 真っ青な空
照りつける太陽の光
日に日に暑くなる気温

季節は もうすぐ夏を迎えようとしていた

初夏の風が頬をかすめ
淡い桜色を纏っていた木々は
青々とした緑葉を纏い始めていた・・・

(ふと 誰かに光を遮られた)

バットを握りすぎて 肉刺が潰れた手


俺の体温が上昇する
胸がざわめき出す

ただでさえ 暑いのに
この熱に触れてしまうと
俺は もう何も考えられなくなってしまう・・・・・

(俺の目を目隠しした奴の手が 優しすぎて錯覚してしまう)
(期待なんて・・・するだけ無駄って分かっていても・・・・・)















- 選択的係恋 2 -


















「おまたせ。」


耳元で囁くコイツは 確信犯だ
俺が耳が弱いと知っていながら、わざと こんな風に囁くのだ
艶のある声で・・・熱っぽいその声音で・・・

(体温が また上昇した)

目の前を覆っていた手が外され、

途端 あまりの明るさに目がチカチカした
自分の手で影を作り、目を細めた

・・・あの告白から 1週間経った
それからほぼ毎日 山本は俺を抱いている

あの告白の後も・・・教室で抱かれた

そして 余裕な口調に無邪気な声

(そう、まるで・・・新感覚の遊びを楽しむかのような・・・)

やっぱり 山本の行為に愛は感じられなかった
ただの遊び、もしくは性処理に使われてるって感じだった

けど・・・俺は 幸せだった
ずっと触れたかった山本の肌に やっと触れられたのだ

汗ばんだ肌に 熱い体温
艶のある声音に 程よい筋肉

(このまま死んでもいい、なんて一瞬思った)

すると 山本が後ろから俺に抱きついた
現実に押し戻された俺は 山本の身体と触れ合う面がさっきより広くなり、
俺の体温がまた上昇した


「今日はさ ここでシようぜ。」


俺に拒否権なんかないくせに 俺に決定権があるように囁く山本
その声は なんだか楽しそうで、山本の奴の意地の悪さが感じられる

こんな奴・・・なんで好きになってしまったのだろうと、
今でも自問自答する時があるが 答えが出ることは無い
寧ろ 答えが出ない方が幸せなんじゃねぇかと、
この関係になってからは そう考えたりしている

そんな考え事をしているとは気付かない山本は、
何やらぼーっとしている俺に不満を持ったのか、俺の耳を舌で舐めた

くすぐったいというか、妙な感覚に捕らわれる
舐められてるうちに 唾液でぐちゅっと卑猥な音がした
その音が恥ずかしくて 俺の体温はまた上昇した
そして ビクリと動く俺の身体に 山本は満足そうに微笑む

山本の奴の手が 俺の衣服の中に入ってくる
大きくて温かい山本の手は 低温な俺の身体には熱すぎて、
山本の熱の存在を感じてしまっていた

俺は屋上のフェイスにしがみついた
ガシャンと音が鳴り、フェンスの隙間から見た校庭には 誰も人がいなかった
体育にプールというのがあって良かったと、つくづく感じた

山本が俺の肌に触れる・・・俺は山本の小さな動きにも反応してしまっていた
まるで這うように優しく・・・けれど、じれったい触り方
触って欲しい所はかすめるだけで 決定的な刺激を与えてはくれない


「なぁ 獄寺。俺に どこ触って欲しいの?」


耳元で囁く、低くて艶のある声音
意地の悪さなら そこらの奴より人一倍だ
分かっているなら 聞くんじゃねぇ

微かに反応し、硬くなり始めた俺の乳首は
今すぐ 山本に触れて欲しくて たまらないと言った状態だった

けど 言わなければ触ってくれないと分かっているから、
俺は羞恥心に押しつぶされそうになりながらも 言うしかないんだ


「っ、胸んとこ・・・」


「ん、ここ?」


「ひっ!」


そういい 山本が俺の乳首を思いっきり摘んだ
痛いくらいの刺激に 俺は目を見開いた

けど 痛さの中から込み上げてくる妙な快感
そのせいか 俺の乳首は赤く染まり、完全に硬くなっていた

その快感を 俺の身体に覚えさせたのは山本
山本の手によって どんどん開発されていく俺の身体
それを山本の奴も感じ取っているのだろう、卑しい表情で俺を見る
その表情は まさに雄のそれで、俺の背中に電撃が走るような感覚がした

摘んでは 指の腹で捏ねて、その繰り返し
しかし 必要以上に片方の乳首だけを愛撫するので、
もう片方の乳首には 全く触れられていないせいか、
決定的な刺激を与えられずに ただ反応することしか出来なかった

そして片方の手は胸を弄っている一方、
もう片方の手は じれったくズボンのベルトを外し、
わざとファスナーを下に下ろす動きが分かるように ゆっくりと動かした。

やっとズボンが下ろされ、
自分自身が若干反応し始めていると言うことが 下着の上からでも分かった
すると 山本が下着の上から 俺のを触り始めた


「ひ、あっ・・・あ、・・・んっ・・・・。」


「クス 獄寺、もうここ びしょびしょだぜ?乳首触られただけで感じちゃった?」


「ん、っ・・・だ、れがっ・・・」


悪態を吐きながらも 山本が言っていることは事実だった
俺のそこは 山本に触れられただけで、もう先端からは我慢汁が出ていた
けど 下着の上からの刺激は弱く、イきたくてもいけなかった

それを山本も分かっているはずだ
だから わざとこんな弱い刺激しか与えないのだ


「クス 嘘吐きだよな、獄寺は。ここ・・・こんなに卑らしい汁出てるぜ。」


「んっ、違っ・・・」


「何が違うんだよ。ほら、こっちの穴なんて もう慣らさなくても入れそうじゃん。」


そういい 俺の下着を後ろの方だけ下げた山本は、俺の中に指を入れてきた
山本の言ったとおり 俺のソコは昨日の名残もあってか、いとも簡単に山本の指を受け入れた

途端 山本が指の挿入をし始めた
最初は1本しかなかったのが、1本 また1本と増え、
最終的に 俺は山本の人差し指、中指、薬指の3本を銜えることになっていた


「っ、あ・・・あっ、そこ・・・いや、あぁっ!!」


「嫌?そう言うわりには すっげぇ気持ちよさそうなんだけど。」


俺の中で 山本が自由気ままに動くのが分かる
俺の弱いところを中心に わざとぐちゅぐちゅと言う卑猥な音を起たせながら、
俺の反応を楽しむように 耳元で囁いてくる


「っ、うっ・・・く、あ・・・あっ、も・・・」


「ん?限界?イきたい?」


俺は無言で 必死にコクコクと頷く
その姿に満足そうに笑った山本は 耳元で囁いてきた

(その一言により、)
(幸せな一時から一変、一気に奈落の底に落とされた・・・)
































「ならさ、“俺の淫乱なケツの穴、山本ので弄ってください”って言えよ。」


もはや その言葉は命令形で、俺に拒否権なんかなくて
けど こんなに俺だけが山本を思っているのに、
山本は 俺のことを ただの性欲処理とかでしか思っていないって実感して、
悲しくって 辛くって・・・でも 抵抗するなんてこと もう出来ないって分かってて、
俺は 泣きそうになったのを必死に堪え、唇を噛み締めながら 小さな声で言った・・・

(心は もうボロボロだった・・・)


「っ、俺の・・・イ、ンランな穴・・・山本ので・・・いじ、って・・・。」


頬に 汗とは違う水滴が落ちた・・・
それが 自分の涙だと気付くのに、時間は そんなにかからなかった・・・

山本が満足そうに笑った気配がしたかと思ったら、
途端 俺の中に入ってきた、山本の熱いもの

少し慣らしただけのソコは 昨日の名残も手伝って、あまり痛くなかった
上に突き上げられ、フェンスの掴みながら立っているのもやっとだった
自然と腰を上げるような体勢になり、山本が腰に手を当てて、
後ろからさらに激しく、山本に突き上げられる


「ひ、あ、あぁっ・・・も、あっ・・・イ、くっ・・・!!」


「ん、くっ・・・、はっ ちゃんと・・・俺のセーエキ、下の口で飲めよっ・・・!」


そういい 俺の弱いところを ここぞとばかり刺激する山本
途端 目の前がチカチカとした・・・


「ひっ、ああぁぁぁぁぁっ!!!」


「っ、・・・・・。」


俺がイってすぐに 山本も俺の中でイった
ドクンと、俺の中に感じる 山本の液体・・・
俺の精液はフェンスにかかり、粘り気のあるソレは 太陽の光で光っていた

すると山本は そのまま俺の中から自身を取り出すと、俺の身体を反転させた
ペタンと力なしに その場に座り込む俺の目の前に、山本自身を突きつけてきた
そして 笑顔で・・・あのやけに爽やかな笑顔で言った


「事後処理、この前教えてやったろ?」


笑顔とは裏腹に かけられた言葉はあまりに非道な言葉だった。
しかし山本は 俺の有無も聞かず、そのまま俺の口の中に自身を入れた
俺は・・・ここで抵抗しても無駄だと分かったので、舌で山本のを綺麗に舐めとった
口の中に 山本の苦い液体が広がる・・・
その青臭いにおいが 口の中から感じなくなった頃 山本は俺の口の中から出て行った
そして ズボンのチャックを上げ、身支度を整えると、俺の肩に手を置いて耳元で囁いた


「また 明日な。」


笑顔とは裏腹に かけられた言葉は
俺を絶望だけを残していった・・・

(この関係を望んだのは 俺)
(もう逃れることは 出来ない・・・)

(けど 本当は分かって欲しい)
(お前に・・・俺が どれだけお前のことを思っているのか・・・)

(そして お前に俺を好きになって欲しかった・・・)



- End 2 -



□□□□□□□□□□□

~管理人の戯言~

○お久しぶりな更新・・・そして ぬるいエロ・・・。

激しくごめんなさい!!

 つか、山本の黒さが微妙・・・まぁセフレ関係ってことでキスとかしてないけど、

 冒頭部分、めっさ甘いだろっ!!普通の山獄だろっ!!

 まぁ 途中でまだマシな山本が出てきましたが・・・あれくらい黒くなきゃねww笑

 あっ 最後に六条の中で獄寺は無自覚マゾなんで☆爆

 そこんとこは 分かってくださいねーww

 感想とかいただけたら 死ぬ気でお返事させていただきますwwそれでは。





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Last updated  2007.07.26 06:02:34
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