. 47歳今まで中途半端に生きてきたけど,この歳になって「今から医者になる」と決意しました
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
今年も早や半分が経過しました。6月半ばから、勤務先のクリニックでは新型コロナワクチンの接種が始まり電話受付用の携帯を握りしめる毎日を送っています。医師会や保健所、保健センター、市役所などの折衝の窓口を一手に引き受けているので、あちこちで、「ところで先生・・・」などと声をかけられます。地元の医師会は、個人経営の開業医がほとんどを占めるので私のように「事務長」を名乗り大きな顔をしている事務員はほとんどいません。たいていのクリニックは院長(=個人経営者)が決定権を握り最終折衝の場面には必ず顔を出すでしょうから、保健所や市役所もそのつもりで接してきます。とりあえず「先生」と読んでおけば波風は立たないでしょう。「先生」と呼ばれる度に面前でも電話口でも「私はドクターではありませんので、先生と呼ばなくて結構ですよ。」と何度も何度も言うのですが、先方もいちいち区別するのも骨が折れるのでしょうやはり「先生」と呼ばれます。実際に、新型コロナウィルスワクチン接種の予約の電話口でも副反応や、効果などの質問を受けます。医師でもないし、なにより予約受付以外の話をしている時間的余裕が有りません。予約受付初日は朝8時30分頃から夕方4時30分頃までほとんど切れ目なく電話を受けましたので、必要最小限の会話しかできません。ようやく高齢者の接種も落ち着いてきて基礎疾患の方や、60歳~64歳の方に移行してきました。電話も1日30件~40件に収まって来ました。最初の半月と比べると、電話をかけてくる年齢層が変わったからなのかそれとも、最初の頃ほどは「1日でも早く打ちたい!」という切迫したものがないのか、予約専用電話にもかかわらず、 「一番早くていつごろ打てますか?」という質問に対して、 「明日なら、1人分枠が空いてます。」と答えると、心の準備が出来ていないのか何なのか 「え?え?そんなにすぐに打てるんですか? 一回考えてみます。またかけます。」などというのが増えてきました。選択肢が無い時は案外即決で、接種予定日の為に有給休暇を取る人もいましたが、選択肢が増えるにつれ、迷ってかけ直してくる人が増えてきました。テレビなどで、ワクチン供給が危うい・・・などというニュースが流れた翌日などは「1日でも早い日」という人が増えますが・・・行動経済学でいうところの「ジャムの法則(決定回避の法則)」に共通する心理が働くのでしょうか? 【ジャムの法則(決定回避の法則)とは】「選択の科学」(アリエールのことではない!)の著者で、コロンビア大学の「シーナ・アイエンガー教授」が行った実験。スーパーの売り場で、 (A)6種類のジャムの試食を行った日 (B)24種類のジャムの試食を行った日でどれぐらい売り上げが違うかを実験したところ声をかけた人全体に対して(A)は試食をした人が40%その内の30%の人が購入、(B)は試食をした人が60%もいたのにその内僅か3%しか購入しなかった。声をかけた人に対する割合は(A)12.0%、(B)は1.8%という結果。・選択肢が多いことで迷うストレスが増える。・24種類も試食することが苦痛になる。・買わなかったものの中に「もっと美味しいものが・・・」と勘ぐってしまう。などなど理由はいろいろ考えられますが、選択肢が多すぎるのも考えもの・・・という事のようです。話が逸れました。医療・福祉という今まで経験の無い業種に携わって何とか2年と数カ月やってきましたが、数年前の手術後の安静生活の名残による体力の低下とそれに比例して「脳力」の劣化を自覚するようになり何事に対しても「処理能力」がかなり低下しています。加えて、慣れない業種の事務作業などは遅々として進まず、文字通り書類が「山積み」になっています。当然それぞれの書類には締め切りも有り、特に請求書などは、お相手が「お上(おかみ)」がほとんどですので書式やルールが細かく設定されていて、毎月てこずっています。今月も、10日までに提出する請求書作成が溜まっています。加えて、今月からはコロナワクチン接種の報告書類も10日までに作成せねばなりません。回収した「予診票」が山積みになっているのでとっとと整理して、数種類の書類と共に指定された順番に閉じてまとめて提出せねばなりません。個人でやってる開業医の方々はいったいどうやってやっているのでしょうか?他の仕事を終えて深夜にじっくりと整理しようと思っても、専用端末(医院ごとに貸与されたタブレット)を開くとオンラインの入力受付が「夜11時~朝7時まで休止」なので毎日困り果てています。そんなこんなで、毎日、毎週、あっと言う間に過ぎていきます。現在、当院でコロナワクチン接種を行っているドクターは私と同年代です。このブログを立ち上げた時は「10年計画で医師になる!」と大風呂敷を広げました。その通りに行っていれば、今回のワクチン接種は私が行っていたであろうミッションです。一緒に働いているドクターは私と同年代です。18歳で高校卒業して、現役で医学部に入学し、6年後には卒業、そして医師免許を取得しています。それから30年以上現場で診療をしてるわけです。彼の人生(推測)の年表と私の年表を頭の中で広げると何だか情けないやら悔しいやら・・・人と比べてどうのこうの、という事ではなく自分自身を振り返ると「もっとできたはず」「せめてあと一歩踏み出せたはず」という「足りなさ」の積み重ねを痛感します。この日記にもときおり書いていますが、「もう無理」と思ってからの一歩が大切!それこそが身になる!ということの結果をあからさまに見せつけられているようです。毎日毎日、己の限界に対して「99.99%」で終えていまうのとぎりぎり出し切って更にプラスアルファした「100.01%」の差が将来いかに大きな差になるか・・・(どちらも、ほぼ100%ですが、僅かでも上回るのと 僅かでも届いていないのとの比較)毎日だと1年で「99.99%」^365日=「96.42%」小学校、中学校、高校、大学の16年で「55.76%」かたや「100.01%」の方は1年で「100.01%」^365日=「103.72%」16年で「179.31%」という大差(1年で1.076倍、16年では実に3.216倍!)「100.00」のポテンシャルが、己の日々の努力の僅かな違い(表面上は僅かでも、その本質は決して僅かではない!)それも、「±0.01%」の積み重ねで、少なくとも小学生から大学生まで(7歳~22歳)16年間だけで3倍以上の差になる。7歳になるまでは、同じ条件だったとしても、22歳以降の人生はどれだけあるか!その間、同様の計算をすると・・・・・・お~まいがぁ!まずは、少しでも機能を回復させ、劣化速度を緩め、「100.01」を「100.02」にするぐらいの努力なくしてこの先の人生は語れない!
2021年07月05日