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今日は、仕事でショックな出来事があった。でも、この気持ちを、今日のこの日を絶対に忘れてはいけない気がして、こうして記しておく事にする。
2009/11/10
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僕はいつもより、うきうきして、だけどどきどきしていた。ついに彼女の志集(前回の日記参照)を買う決心をしたからだ。ポケットの中に500円玉を入れて、いつもの彼女に居る場所へと向かった。着くちょっと手前になって何かそわそわして、やけに緊張してきて、普段早足の僕が、これでもかと言う位ゆっくり彼女へと歩いていった。いつもの場所へ到着する少し前に、酔っぱらいの3、4人のサラリーマンの中の40代位の少し太めの男性が言った。「ここにいつも詩を売ってる女の人がいるんだぜ」僕は彼女の事を冷やかしの様に言っているこの男に何故か少し怒りの様なものを覚えていた。そして、そのサラリーマンの団体を前にしていつもの場所に着く。「あれ、いつも居るはずなんだけど…」その男は言った。僕もその時ばかりは彼と同じ言葉を頭の中で囁いた。でも、僕のそれには、悲しみと落胆の感情が籠っていた。手元の500円玉が何故か冷たく感じる。彼女の居る場所の近くには、物の売り買いやライブパフォーマンス等は禁止と書かれた看板が立っていた。彼女はまた、彼女の居場所を奪われたに違いない。いつもの新宿駅の西口には、その看板を気にする事なくいつもの様に、占いでお金を稼ぐ人達が居て、いつもの様にラーメン屋でお金を稼ぐ人が居て、いつもの様にライブパフォーマンスをしている人達が居た。でも、彼女だけ売買禁止の看板と引き換えに、居なくなった。「時は金なり」人はよくこういう。僕は、タイミングを一日逃した為に、彼女との直接的な出会いを逃してしまったのだ。「なぜめぐり逢うのかを私たちはなにも知らないいつめぐり逢うのかを私たちはいつも知らない」皮肉にも僕の音楽プレイヤーからはこんな歌詞が流れていた。いつも当たり前にそこにある風景や人々も、時として一瞬にして居なくなる。僕たちは出会う前に別れてしまったんだ。それでも、僕はあの道を歩き続けるのだろう…きっといつかまた、出会える日が来るから。その時には、絶対に言うんだ。「その志集、一つ読んでもいいですか」って。続く…
2009/11/05
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