音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2014.02.12
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 マイケルもしくはマイク・ブルームフィールド(Mike / Michael Bloomfield)は、米国シカゴ生まれのギタリスト。1960年代半ば、ポール・バターフィールド率いる バターフィールド・ブルース・バンド のリードギタリストとしてデビューし、ブルース・ロックのギタリストとして人気を博すも、70年代以降はヘロイン中毒で調子を落とし、1981年に37歳で死去している。

 バターフィールド・ブルース・バンドで数年活動した後、エレクトリック・フラッグを結成したり、アル・クーパーの企画に参加したりした中で、本盤『マイク・ブルームフィールドの冒険(It’s Not Killing Me)』は、1969年にリリースされた作品。『フィルモアの奇蹟』( 『スーパーセッション』 から続くアル・クーパーとのレコーディング)の後で録音された、最初のソロ・アルバムにしてスタジオ作である。

 だが、フィルモアでの白熱したライヴの余韻に浸りながら本盤を聴き始めたりすると、とんでもない肩透かしを食らうことになってしまう。冒頭からいきなりのカントリー・テイスト、全体的にギターは控えめに演奏され、ヴォーカルがより前面に出ているからだ。このヴォーカル、正直言って好き嫌いは分かれるかもしれないが、個人的には暖かみがあってなかなか好きだったりする。

 マイク・ブルームフィールドと聞けば“ブルース・ロックのギタリスト”という返事が多くのファンの頭には浮かぶ。でも、エレクトリック・フラッグからこのソロに至る流れというのは、もう一つの、そしておそらくは彼本人が実際になりたかったであろう姿を表していたのかもしれない。それは、“アメリカン・ギタリスト”といってもいいし、エレクトリック・フラッグが標榜した“アメリカン・ミュージック”でもいい。つまるところ、ブルースという狭い枠にとらわれるのではなく、広く“アメリカの大衆音楽”を背景にした独自解釈を提示したかったということなのだろう。

 とまあ、そのようなわけで、鬼気迫る白熱の演奏や、がちがちのブルースロックを期待せずに、まったく頭の発想を切り替えて聴く必要がある作品だと思う。もちろん、随所で聴き手が期待するかもしれないブルースに根差したギタープレイは聴くことができる。けれども、あくまでそれは本盤を構成する多様な要素の一つであり、それがメインというわけではない。そんな風にイメージしてから聞けば、過去に肩透かしを食らったと感じていた人も聴き方が変わるかもしれない。




[収録曲]


2. For Anyone You Meet
3. Good Old Guy
4. Far Too Many Nights
5. It's Not Killing Me
6. Next Time You See Me
7. Michael's Lament
8. Why Must My Baby
9. The Ones I Loved Are Gone
10. Don't Think About It Baby
11. Goofers

1969年リリース。







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Last updated  2014.02.12 06:55:47 コメントを書く


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