音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2018年11月19日
XML
トリビュート盤の成功の一例(前編)


 トリビュート盤(要は有名アーティストのカバー盤)は、ある意味、危険な賭けでもあるように思う。どんなアーティストたちが参加するのか、そのような楽曲を取り上げるのか、それらはどんなアレンジになるのか…。とにかく、うまくいくか行かないかの不確定要素が多いのではないかという気がしたりする。そんな中でも、見事に成功した例はいくつもある。 レナード・コーエンのトリビュート盤 しかり、エルトン・ジョンの某トリビュート盤もよかった。あるツェッペリンのトリビュート盤にいたっては特化の仕方がよかったなんてものもある。

 今回取り上げるのは、アメリカン・ロック界のボスことブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)のトリビュート盤で、1997年にリリースされたものである。筆者の手元には当時発売された日本版CDがあり、いくつも存在するスプリングスティーンのトリビュート盤の中ではプロモーションも結構なされたものだったということなのだろう。

 でもって、本盤が優れているのは、何よりもその収録ナンバーの多様性だと言っていいだろう。2枚組というヴォリュームということもあるけれど、とにかく収録されている曲にヴァラエティがある。下手なトリビュート盤だと、原曲とさほど変わらぬアレンジ、聞いたことのないようなアーティスト、結局は原曲を聴いた方がいいのでは、なんていう悪循環が起こるような極端なケースもあるわけだけれど、当然、その正反対のものもあり得る。その好例の一つが本盤と言えるように思う。

 さて、本盤の内容の話に戻ろう。何よりも、ベン・E・キング(1-13)、ドナ・サマー(2-2)、ジョー・コッカー(2-3)、デビット・ボウイ(2-5)といった“大物”の参加が目に付く。さらに、”ボス”にゆかりのアーティストの参加も目を引く。E・ストリート・バンドのメンバーのニルス・ロフグレン(1-5)やクラレンス・クレモンズ(2-10)のほか、盟友サウスサイド・ジョニー(2-11)やジョー・グリュスキー(1-8)の演奏も収録されている。

 長くなってしまいそうなので、続きは 後編 で。

*収録曲のデータ等は次回更新の後編にアップします。次回更新まで今しばらくお待ちください。





One Step Up/Two Steps Back: The Songs Of Bruce Springsteen【中古】




   ブログランキングに参加しています。
   応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。
       ↓      ↓      ↓

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018年12月31日 06時15分10秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ

にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ

にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ
      ↑        ↑
ランキングサイトに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします!
      ↓        ↓
人気ブログランキングへ



↓相互リンク↓

ちょっと寄り道 [音楽の旅]




Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: