音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2020年07月23日
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テーマ: Jazz(2004)
カテゴリ: ジャズ
ドイツ発のピアノ・トリオ盤


 パトリック・トンパート(パトリック・トムパート、Patrick Tompert)というミュージシャンについて、詳しい情報はよくわからないのだけれど、どうやらドイツのピアノ奏者ということらしい。2000年に録音された本盤『モチェ!(moche!)』は、ピアノ・トリオにはまっているとある友人とのやり取りに端を発して見つけた盤なのだけれど、意外と気に入って時々聴いている。

 タイトルがどういう意味なのかもいまだに不明なのだが(まさかアンデスのモチェ=モチーカ文化ではないだろう)、ドイツはシュトゥットガルトで吹き込まれたトリオ録音。ドイツのジャズというと、何だか生真面目なイメージがついついしてしまうのだけれど、往年のユタ・ヒップを思い起こさせるかのようなスウインギーで流れるようなピアノ演奏が印象的な盤である。

 収められているナンバーを見ると、メンバーの自作曲とスタンダード曲が入り混じっている。冒頭が有名曲の1.「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」というのも好感が持てるし、アルバムの締めくくりが、テンポよく演奏される「朝日のようにさわやかに」というのがなおいい感じを与えてくれる。その一方、メンバーの自作曲でも、優雅にスウィングしながらマイペースでキレのいい演奏が繰り広げられる。例えば、5.「ジャスト・ドント」(トンパート作)や9.「ア・フュー・ワーズ・フォー・ガリレオ」(イタリア系?のペトロッカ作)なんかが筆者としては気に入っている。


[収録曲]

1 On Green Dolphin Street
2 Sam's Blues
3 Moche!
4 Song for My Parents

6 Cute
7 Secret Love
8 On the Highway
9 A Few Words for Galileo
10 Softly as in a Morning Sunrise


[パーソネル、録音]

Patrick Tompert (p), David Petrocca (b), Werner Braun (ds)

2000年8月12~14日録音。




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Last updated  2020年07月23日 20時13分04秒
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