音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2021年05月29日
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テーマ: 洋楽(3405)
ロンドンに渡り成功を収めた一枚


 ボブ・マーリー(Bob Marley)は、1945年に生まれ、1981年に36歳で没したジャマイカのミュージシャン。レゲエの先駆的アーティストの一人で、ザ・ウェイラーズというバンドを率いて活動した。そんなボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ(Bob Marley &The Wailers)の代表作の一つが、1977年発表の『エクソダス(Exodus)』という盤である。

 1970年代に入ってから、アイランド・レコードでアルバムを出すようになり、順調に音楽活動を繰り広げていた彼は、本盤発表の前年に当たる1976年に襲撃事件に巻き込まれている。ジャマイカの大統領を中心に、当時の政治的対立を和らげようと企画されたコンサート(“スマイル・ジャマイカ”)の2日前に、ボブ・マーリーは自宅を襲撃され銃撃を受けた。妻とマネージャーは重傷を負ったが、彼はコンサート当日、90分間の演奏を敢行した。

 その後、彼はイギリスへと渡り、本盤を発表する。アルバム表題および表題曲の“エクソダス”(旧約聖書に由来し、“国外脱出”の意)は、当時の彼の状況そのままのものであった。アルバムはセールス面でも成功し、イギリスでは56週連続でチャートインし、アメリカのビルボードでも20位を記録。アイランド・レコードのアルバムとしては初のゴールド・ディスクとなった。

 注目したい曲をいくつか挙げておきたい。表題曲の5.「エクソダス」は、古代の歴史を題材にしつつ、自身の時代と重ね合わせていて、重々しいテーマ。この曲を含めてイギリスでは本盤からいくつかのシングルがヒットしたが、6.「ジャミング」もその一つで人気の高いナンバー。さらに、同じくシングルとしても発売され、後々もボブ・マーリーの代表曲として知られていったのが、10.「ワン・ラヴ/ピープル・ゲット・レディ」。ただ単に「ワン・ラヴ」の表題でも知られるが、カーティス・メイフィールド(ジ・インプレッションズ)の「ピープル・ゲット・レディ」を引用しているため、このようなタイトル表示になっている。また、この10.は、マーリー死後の1984年にもシングルで再発売された。


[収録曲]

1. Natural Mystic
2. So Much Things to Say
3. Guiltiness

5. Exodus
6. Jamming
7. Waiting in Vain
8. Turn Your Lights Down Low
9. Three Little Birds
10. One Love/People Get Ready

1977年リリース。




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Last updated  2021年05月29日 17時15分41秒
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