音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2021年10月26日
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テーマ: 洋楽(3405)
ノリノリの1980年代前半ヒット盤


 1970年代後半、 『ストレンジャー』 『ニューヨーク52番街』 といった盤で成功を収めたビリー・ジョエル(Billy Joel)は、その後も順調に自作の発表を重ねていった。そんな中、1983年にリリースされた『イノセント・マン(An Innocent Man)』というアルバムは、他とは少し違った作風と言えるだろう。 

 ジェームス・ブラウン、ベン・E・キング、シュープリームスなどビリー・ジョエルが影響を受けた音楽、とりわけリズム・アンド・ブルースやドゥーワップの影響を前面に持ってきた曲が目立つ。前作(1982年発表の『ナイロン・カーテン』)の、どちらかというと“暗い”感じからすると、だいぶと気前よくノリノリのアルバムという印象が強いアルバムである。

 個別の収録曲についていくつか見ておきたい。ヒット・ナンバーとしては、5.「あの娘にアタック(テル・ハー・アバウト・イット)」と6.「アップタウン・ガール」がある。前者は、数年前の「ロックンロールが最高さ」に続き、ビリーにとって2曲目の全米ナンバー1ヒットとなった。後者は、全米では3位だったが、イギリスで初の1位を記録した。これらのヒット曲を別にして、個人的な好みとしては、表題曲の2.「イノセント・マン」がいい。さらに、3.「ロンゲスト・タイム」は、声はすべてビリー本人によるアカペラ調の曲(ベースとドラムスのブラッシングを含む)である。

 以上のようなわけで、ビリー・ジョエルの作風を代表する盤とは言い兼ねる部分はある。けれども、後になってから彼のキャリアを通して見ると、一つの挿話(エピソード)としてなかなかうまくいった盤だったのではと思ってみたりする。


[収録曲]

1. Easy Money

3. The Longest Time
4. This Night
5. Tell Her About It
6. Uptown Girl
7. Careless Talk
8. Christie Lee
9. Leave a Tender Moment Alone
10. Keeping the Faith

1983年リリース。



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Last updated  2021年10月26日 08時32分16秒
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