音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2021年11月01日
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テーマ: 洋楽(3316)
これぞハード・ブギーの代表盤


 フォガット(Foghat)は、英国のブルース・ロック・バンド、サヴォイ・ブラウンから脱退したメンバーを中心に結成された。1971年のデビューの後、大きなヒットには恵まれなかったが、そんな彼らが注目を集めた盤と言えば、1975年発表の『シティ・ロックン・ロール(Fool for the City)』(当時の邦題はこのようになっていたが、現行では、邦題も原題通りに『フール・フォー・ザ・シティ』となっている)である。本盤は、それまでの4枚のアルバムと比べて最も上位となる全米チャート23位にランクインした。また、シングル曲にもなった3.「スロー・ライド」の全米20位、全カナダ14位は、フォガットの歴史の中でシングル・ヒットとしては最高位である。

 そんなフォガットの代名詞は“ハード・ブギー”あるいは“ブギー・ロック”である。そしてそんな彼らのブギー・サウンドが如実に表れた盤という意味で、上のセールスとは別に、本盤は彼らの代表盤だと言える。全7曲、全編で35~36分というコンパクトな収録時間ながら、当時のフォガットが確立していった音楽の形がよく表れている作品だという風に感じる。

 1.「シティ・ロックン・ロール(フール・フォー・ザ・シティ)」は、勢いと盛り上がりで一気に聴かせる曲。この曲もシングルとして発売されたそうだが、全米45位とのことで、もっと売れても不思議ではなかったように感じる。曲調もギターもとにかくカッコよく、聴き手に元気をくれるナンバーだと思う。上述の3.「スロー・ライド」は、スライド・ギターの聴かせ所と抑揚のついた曲調が絶妙に組み合わさった好ナンバーである。4.「テラプレイン・ブルース」は、これまた絶対に外せない本盤の注目曲。かのロバート・ジョンソンのブルース曲を彼ら風にアレンジして演奏しており、これぞブルース・ロックという、デビュー盤以来の彼らの腕前が存分に発揮されている。7.「テイク・イット・オア・リーヴ・イット」は、少し他とは作風が違っているが、これは、ベースのニック・ジェイムソンが唯一曲作りを担当したナンバー(ロンサム・デイヴとの共作)。フォガットというバンドのイメージからは少し外れるかもしれないが、こういう路線の続きも聴きたかったと思わせてくれる(ジェイムソンがフォガットに在籍したのは一時だけで、残念ながら実現はしなかったのだけれど)。


[収録曲]

1. Fool for the City
2. My Babe
3. Slow Ride
4. Terraplane Blues

6. Drive Me Home
7. Take It or Leave It

1975年リリース。



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【輸入盤CD】FOGHAT / FOOL FOR THE CITY (フォガット)




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Last updated  2021年11月01日 07時22分58秒
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