音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2022年02月15日
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テーマ: 洋楽(3408)
音よし演奏よし歌よし、心に染み入る好作


 ジェームス・テイラー(James Taylor)は、1970年の『スウィート・ベイビー・ジェームス』がヒット作となり、以降、順調にアルバム・セールスを積み上げていった。今回取り上げる『ゴリラ(Gorilla)』は、前作に当たる 『ウォーキング・マン』 からおよそ1年後にリリースされた第6作となるアルバムで、1975年にリリースされた。前作よりもセールスを伸ばし、全米チャートで6位を記録した。

 本盤収録曲のうち、1.「メキシコ」と3.「君の愛につつまれて」がシングルとして発売され、とくに後者は全米5位のヒットとなった。この3.は、マーヴィン・ゲイが10年前にヒットさせていたモータウン曲である。また、さほど目立つ部分ではないものの、バックの女性コーラスは、当時の妻であったカーリー・サイモンが務めている。

 上記のシングル2曲以外では、2.「ミュージック」が聴き逃がせない。ジェームス・テイラーの曲作りという意味では、上述の1.「メキシコ」とこの2.「ミュージック」が本盤収録曲の中ではベスト2曲と筆者は思っている。さらにもう1曲、どうしても外しがたい名曲と言えるのが、7.「愚かだった僕」。シンガーとして、心に染み入る歌唱がジェームス・テイラーの本領発揮だと思うのだけれど、この観点からすると、2.「ミュージック」とこの7.「愚かだった僕」が本盤のベスト2曲という風にも言えると思う。

 そもそも、ジェームス・テイラーは、弾き語りがベースにあるシンガーソングライターである。本盤だけの傾向ではないとはいえ、作曲がよい、演奏がよい、そして歌唱がよいという三拍子が見事に揃っていることが、本盤からは強く感じ取られる。こういう心に染みる名作は、細々とでもいいから永久に聴き続けられてほしい、そんな風に思わされる1枚だったりする。


[収録曲]

1. Mexico
2. Music

4. Wandering
5. Gorilla
6. You Make It Easy
7. I Was a Fool to Care
8. Lighthouse
9. Angry Blues
10. Love Songs
11. Sarah Maria

1975年リリース。




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Last updated  2022年02月15日 09時06分54秒
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