音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2024年08月30日
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早期ヘヴィ・メタルの名盤


 1974年のデビューから2024年現在で半世紀という長期間存続し、活動を展開しているヘヴィ・メタルの代表的バンド、ジューダス・プリースト(Judas Priest)。彼らのキャリア早期の中で、特に評価が高く、名盤として挙げられるアルバムが、1978年発表の本盤『ステンド・グラス(Stained Glass)』である。

 ヘヴィ・メタルというジャンルが広く語られ、ジャンルとして認知されていくのが1980年以降ということを考えれば、この盤はその前夜に発表された盤ということになる。そんな本盤では、1980年代に隆盛を極め、ジューダス・プリースト自身もその中での主役となっていく時代の演奏が既に一つのできあがった形として提示されている。

 1.「エキサイター」は、これぞヘヴィメタ、これぞジューダスと言えるような演奏がぎっしりと詰められたナンバー。後の時代から見れば、もう少し音の厚みが欲しいとか、こういうプレイも混ぜてほしいといった要望が出るかもしれないけれど、ヘヴィ・メタルの欠かせない要素が1978年時点でこれだけ出揃い、完成された楽曲として提示されていたのはすごいことと言うべきなのだろう(そして、何よりも筆者はこの楽曲のカッコよさの虜となっている)。

 以降、アルバムの最後まで、どの曲も外せないのだけれど、あと何曲かについてはぜひとも触れておきたい。表題曲の4.「ステンド・グラス」は着実な曲調のナンバーだが、ヴォーカルのよさとギターのカッコよさが際立つ。8.「死の国の彼方に(ビヨンド・ザ・レルムズ・オブ・デス)」は、7分近い長尺のナンバー。バラード調の楽曲なのだが、単調になることなく、ヴォーカルと演奏が随所で盛り上げ、長めのギター・ソロはじっくりと聴かせるものに仕上がっている。力強さや勢いで聴き手を魅了するだけではなく、そうした要素を主としながらも、この曲のような実力派の演奏ができるというは、このバンドの懐の深さを表しているんじゃないかと思う。


[収録曲]

1. Exciter
2. White Heat, Red Hot
3. Better By You, Better Than Me

5. Invader
6. Saints in Hell
7. Savage
8. Beyond the Realms of Death
9. Heroes End

1978年リリース。




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Last updated  2024年08月30日 21時44分50秒
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