音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2026.09.20
XML
テーマ: musica latina(81)
キューバの歌の魅力を伝える連作の一つ 


 キューバ出身のシンガーソングライター、パブロ・ミラネス(Pablo Milanés,1943年生まれ、2022年没)は、“フィリン(Filin)”と題したアルバムを6作も残している。もちろん、フィリンというのは、サンドウィッチなどの中身(フィリング)のことではない。“感情”を表すフィーリング(feeling)をスペイン語風に表記したもので、1940年代から60年代に入る頃までキューバで流行した音楽のことをいう。

 1970年代にデビューし、キューバ音楽の新しい流れを牽引したパブロ・ミラネスは、この“フィリン”を取り上げ、1981年に“フィリン”の第1作、1989年に第2作と第3作、1991年に第4作と第5作、さらには2008年に第6作を発表している。とにかく残した作品が多いアーティストということもあり(しかも作品によっては入手が難しい)、上記の6作全てを聴けてはいないのだけれど、ひとまずは、筆者に比較的なじみのある『フィリン3(Filin 3)』を取り上げる次第である。

 基本的に、どの曲もシンプルなギターの弾き語り調による演奏と歌で、在りし日の楽曲を素直に歌い上げて伝えようとするものである。筆者のお気に入りをいくつか触れておくとすれば、1.「ラ・グロリア・ケ・エレス・トゥ(栄光とは君のこと)」、4.「デビー・ジョラール(僕は泣くべきだった)」、6.「ヌエボ・アマネセール(新たな夜明け)」、9.「エン・ラ・オリージャ・デル・ムンド(世界の果てで)」なんかが挙げられる。

 ちなみに、2.「トゥ・ミ・デセンガーニョ(君に幻滅)」は収録曲のうちで唯一のパブロ・ミラネスの自作曲だが、不思議と他の曲に馴染んでいる。アルバム全体を通して、キューバ音楽の懐の深さがよくわかるとともに、それをシンプルな形で歌い上げるパブロ・ミラネスの実力が発揮された1枚ということになるだろうか。


[収録曲]

1. La gloria que eres tú
2. Tú mi desengaño
3. Rosa mustia

5. En nuestra canción
6. Nuevo amanecer
7. Tú no sospechas
8. Imágenes
9. En la orilla del mundo
10. Deja que siga solo
11. Son de la loma  *リイシューCD収録のボーナス・トラック

1989年リリース。




 ↓2枚組ベスト盤です↓
 ​
【輸入盤CD】【新品】Pablo Milanes / Antologia Personal【K2021/11/12発売】 ​





   応援くださる方は、バナーをクリックお願いします!
       ↓          ↓ 

にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.09.20 06:00:23
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: