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2007年11月02日
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カテゴリ: 俳句
草臥れて 宿借るころや 藤の花
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
これらの句には、主語がない。英訳すれば、Iという主語がつけられるだろう。
だが、それでは、此の句の 本当の 味が失われる。
確かにこれは、作者の体験である。だが、読み手は、自分の体験として 鑑賞する。
英語で They say といい、ドイツ語で、Mann を主語とする これにやや 似ている。

それに、最後の 藤の花 法隆寺 は、一体何なのか?
主語でも 目的語でも、補語でもない。強いて言えば there is であろうか。


が実にうまい。
後の句は、かきく「か」の頭韻。なるなり の「な」の繰り返し、そして
法隆寺 と伸び伸び と納めた この呼吸。
こういうのは、他の国の言葉に 翻訳することが 出来ないものだ。
私は、こういう立場で、自分も作句している。 





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最終更新日  2007年11月02日 22時14分38秒
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