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2006.02.26

カーリング。

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オリンピック期間中（まだ終わっていないけど。）は、割とカーリング女子を見ていることが多かった。
前回のソルトレーク・オリンピックの時に見て、結構面白いという記憶があったのだが、やはり今回も個人的には面白かったと思う（特に、今夜再放送する対カナダ戦）。

今回の代表となった「チーム青森」は、ソルトレークの代表だった「シムソンズ」の解散後、地元の、「基幹産業は畜産とホタテ漁」という過疎の町（人口５千人）、北海道常呂町（国内で始めてカーリング専用ホールを造った町）では、カーリングをしながら働ける場所が地元にはなかった小野寺選手が、冬季アジア大会に向けてカーリング専用施設を建設し選手の育成強化をはかっていた青森市に臨時職員として誘いがかかり、同じくシムソンズのメンバーで中学校の同級生の林選手を誘って青森県に移った。
青森に移った当初、メンバーは小野寺選手と林選手と２人だけだったため、チーム活動ができない約１年間は、青森の子供やお年寄りに、初心者教室を開きながら、２人で練習を行った。
その後、何とかメンバーも見つかり、新しいチームを結成することが出来たそうだ。

（ゲンダイネットから小野寺選手に関する記事）
『「身分が嘱託のため、給料は一般のＯＬさん以下。スポーツ専門員という肩書でコーチをしたり、スポーツ会館の受け付け業務をこなしています。海外遠征費などの捻出に資金がかかるため、爪に火をともすような生活をしているはず。お付き合いしている男性の噂も聞きません。普通の年頃の女性のようにワイワイ飲み屋で騒ぐような機会は少ないようですね」(青森市文化スポーツ振興公社の上司)
　青森市内のアパートにひとり暮らし。そんな彼女の苦労を見かねた青森県、市、地元商工会が先頭に立って、街頭募金で1000万円の遠征費用を集めてくれた。その資金をもとにチームのメンバー５人は９月から３カ月以上もカナダ・バンクーバーで合宿を張ることができた。』

こちら））

（アサヒコムから）
『その活躍に呼応するように、日本国内での関心は高まっている。東京都カーリング協会の公式ホームページのアクセス数は大幅に増えた。開設５年間で約１０万件だったのが、２月だけで３万件を記録した。
都協会所属の唯一のクラブ「東京カーリングクラブ」の初心者向け講習会にも申し込みが殺到した。五輪前は定員２０～３０人に対し参加者は毎回１０人程度だったが、カナダに日本が勝った１８日前後から激増。４月までの回はすでに締め切った。
シムソンズを題材にした映画も１８日公開された。青森市を舞台にカーリングをめぐる恋愛映画の制作も始まっている。
「日本で盛り上がっていると聞いてうれしい。それが自分にとって、メダル以上のものだと思える」。少しはにかみながら、小野寺は言った。』

３月８日～１２日に日本カーリング選手権が行われます。

日本カーリング選手権までは、小野寺選手と林選手は現役を続けるがその後は未定とのこと。
女子サッカーのときも思ったのだが、こうしたスポーツに携わる方の生活は厳しいのだなと。前回のオリンピックの雪辱とか、その競技を広めたいとか、たぶんそうした強い思いがなければ継続は出来ないのだろう。
他の国では、選手の平均年齢がだいぶ高かったから、引退などしないでもっとやってくれればよいのにとは少し思ってしまうのだが、選手の置かれた環境を考えると、そうも簡単に言えないなと。

日本では企業がスポーツ部を作り、選手を社員として雇用するというパターンが一般的だが、外国では、どのようなサポート体制になっているのだろうか？

あと思ったのは、ＮＨＫって風当たりは強いが、こうした競技を全て全試合中継してくれたりするところはやっぱり好きだなと。中継を見ていても、好感が持てる内容だったし。ルールの詳しい解説とか。恐らく効率的な経営とかになったら真っ先に切り捨てられたり、訳の分からないうるさいタレント連れてくるとかね。難しいところだとは思うけれども。

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