きまぐれきまじめ日記

きまぐれきまじめ日記

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Jul 31, 2006
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大家さんが亡くなって、私たちは立ち退きを頼まれています。

最初、10万円の引越し費用を出す、というお話をされました。でも、これでは引っ越せません。
いろいろ調べて、立退き料としては、家賃の6ヶ月から1年分か、同等の物件に対する転居の実費のすべてを出してもらう、というのが一般的のようです。

仲介の家政婦さんに「敷金や礼金などを含む、引越しにかかる費用のすべてを出して欲しい。」とお話ししました。家政婦さんが伝えたところ、大家さんの娘さんは、「いくらくらいかかるのか」を聞かれ、「30万位ではないか」と答えたので、それでは全額払う、というお返事だったらしいのです。

私たちは物件がきまらないと、金額の提示はできない、と仲介の人には言っていました。
でもすれ違ってしまったのは、家政婦さんは敷金・礼金を1カ月づつくらいだと思ったからのようです。

ここらあたりの物件は、敷金・礼金が2ヶ月くらいが相場です。
今の物件は、敷金・礼金は1カ月で、月々の家賃も、相場より随分安くて住んでいます。

物件は大家さん宅の敷地内にある一軒屋です。もともとは8万円でずっと貸しており、リフォームをして、家賃は12万くらいはとれるだろう、と不動産屋さんにいわれたそうです。



リフォームを仲介した不動産屋には貸家中止の旨を伝えていたけれど、前から出入りの不動産屋には、リフォームをしたことも値段の変更も伝えていませんでした。

その古い不動産屋の紹介で、私たちが部屋を見ました。大家さんと、たまたま敷地内に住む直接の相続人であるお孫さんも立ち会っていました。

そして、次の日、私たちは大家さんと契約をしました。認知症とはまったく知りませんでしたし、家賃の話はありませんでした。事情を知る家政婦さんはいませんでした。

後で大家さんと娘さんはもめたそうです。
「ここにはTさんが住む事になっていたでしょ」
「でも、Tさんが住んでもお金が入ってこないでしょう」

他にも2つ、敷地内に部屋があります。大家さんは、自分が認知症であるとは思っていませんから、自分が昔どおり借家の管理をしていました。

私たちは引っ越ししました。引っ越して間もない頃、家政婦さんは、うちの夫に「この物件をこの値段で住めるなんて、宝くじがあたったようなものだ、あの奥様は痴呆がはいっているから」というようなことを話されたそうですが、夫の方はおぼえていないそうです。

大家さんは、私たちから見て、とても可愛い人でした。いつもニコニコとして、ちょっとしたお願いも、すぐに対応してくださったし、わたしたちの帰省の時のおみやげにもすごく喜んでくださいました。

夫はよく大家さんのことを気にしていて、大き目の地震があった時は、様子を見てきてあげたほうがいいんじゃないか、といっていました。お隣のお孫さんがいるから大丈夫だろうと私が行ったので行きませんでしたが。

私たちは、大家さんともっとなかよくなりたいなぁと、ずっと感覚的に思っていました。でも、機会を捕らえることができずにいて、そのうち、と思っていたのですが、お亡くなりになってしまいました。



この続きで私たちの立ち退きのお金の話を書くのは、不届きな感じがしてきました。
でもやはり、自分の考えに向き合いたいと思います。

私は、仲介人の家政婦さんとずっとお話をしてきました。

今のところ、娘さんとの交渉は家政婦さんが行います。家政婦さんは、
1・もともと痴呆の人の契約なので、契約そのものが無効にできること

3・敷金礼金が1ヶ月ずつであったこと
から、30万円以上は難しいとおもっているようです。

私は1のことは、法的にはわかりませんので、調べようと思っています。
2と3について、立退き料の一般的な「今すんでいるのと同等の物件にかかる引越し費用の負担」というのと、どんな風にかんがえたらいいのかと思っています。

私たちは、今の家を探すのに、2カ月くらい歩き回りました。相場より安い物件を探していたからです。条件に合うよい物件は、ここを含め2つありました。2つしかなかったとも言えます。

ですから、「今すんでいるのと同等の物件」に引っ越すのが私たちの希望ではありますが、それを探すのは、とても労力がいる可能性が高く、見つからないかもしれません。
同等の物件、というのは、敷金礼金などの契約状況も同じくらいでないといけないのかはわかりません。

家賃は少しは高くなるかもしれません。ただ、気に入った物件が、敷金礼金が高かった時、それを私たちが負担するべきなのでしょうか?
私たちの望む引越しではありません。この引越しで得をしようとは思いませんが、損をしたいとも思いません。

正直なところ引越しや家探しの労力を思うと、引越しにかかる費用くらいは出して欲しい、と思っています。

他の借家の人は「長年相場より安い家賃で住まわせてもらったのだから」と、快く引越しを決めたそうです。こちらの方には、引越し代の話は最初からしていないそうです。

私は、欲を出しているのでしょうか。


もう1つ、私が心に引っ掛かっている事は、「お金がないのでどうか出してください」という態度になってしまったことです。どうも自分が必要以上に卑屈になっている気がします。

「無いんだから出してあげるわ」といわれた感じなきがして、なんだか腹が立ちます。これから「足りないかもしれません」というのは、「おねだり」しているようなきにさえなります。

それは、相手のせいでは「全く」なく、自分が勝手に卑屈になっているので、相手の話をそういうふうにとってしまうのでしょう。

「情に訴える」というアドバイスを人から頂いたのですが、それは卑屈になれ、というのとは全く違うと思います。居座りをほのめかしたり、法律を縦に取ったりすること無く、正直に誠実に、自分の現状と引越しした時の負担を語ることだと思います。

今の私は、大家さんに拒絶をされたわけでもないのに、ああなったらどうしよう、と不安でかんがえてばかりいるようです。「今の生活を無くす上に損までしたくない!」という執着が強いのです。

堂々と自分らしく、現実をみつめて、これからも交渉を進めたいと思っています。






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Last updated  Aug 1, 2006 04:31:08 AM
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