きまぐれきまじめ日記

きまぐれきまじめ日記

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Aug 1, 2006
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カテゴリ: くらし
大家さんとこの家政婦さん、立退きの話の仲介をしてもらってます。

この人と、いわゆる井戸端会話を長時間しました。
私にしてはめずらしいことです。

60歳の女性で、若く見えます。パキパキした人です。

思い返してみると、最初あった時は、正直苦手でした。。。
思い込みが激しい人だと思ったのです。すっかり忘れていましたが。

今回の立退き話も、この家政婦さんの思い込みと仕切りたがりに振り回されているところがあるかもしれません。でも、この人がいなければ、大家さんの方から引越し代の話は出なかったでしょう。
事実、他の人はもらっていませんし。感謝もしています。

この家政婦さん、Sさんは、長年大家さんのところにきていました。

私たちが会ったときは「すでに天使になっていた」そうですが、Sさんがきた10年前は、まだ認知症でもなく、かくしゃくとしていたそうで、とても厳しかったそうです。

パキパキと仕事するタイプのSさんが「お掃除ってこういう風にするんだと改めて学んだ」というくらいきっちりしていて、そりの合わない家政婦さんはすぐに止めさせられていたそうです。

でも、なかでも一番そりが合わないのがSさんで、何度も大喧嘩をしたそうです。「もう来ないで結構です」「参りません!」の後に、しばらくして「どうしてるの?」と電話がかかってくる、という関係でした。年に何回か、旅行も一緒に行っていたそうで、良いコンビだったのでしょう。

住み込みの方はおらず、Sさんはもう1つと掛け持ちしていて、他の家政婦さんのいる日もありました。

でも、だんだん認知症の症状が出てくると、家政婦さんたちが掃除など何もしなくても、お話し相手をしていれば、大家さんは気がつかなくなっていたそうです。気に入った人には、すぐにお金を渡すようになり、Sさんには、財産を狙っている、とかお金を取ったとか言い始めたそうで、Sさんは帳簿を自分でもしっかりつけ、大家さんからは買い物などのお金をもらわず、遠方に住む娘さんから受け取るようにしました。反面、Sさんの来る日には、玄関先まで出て待っていてくれるようになったそうです。時々、様子をみるためにSさんは、泊り込みもするようになりました。でも、寝るだけだし、朝早く来るよりらくだからと、泊り込みの料金はもらわなかったそうです。そのかわり、冷え性なので、朝風呂に入らせてくれるよう頼んだそうです。

Sさんの家は、大家さんの家から遠く、もう一軒働いている家との兼ね合いも有り通うのがたいへんなので、Sさんは家を引き払い、比較的近くに娘さんと共同でマンションを買ったそうです。
「自分はだんなと離婚して、同居の娘とも婿ともあわない。多分あの子はだんなのDNAの方が多く入っているんだ、仕方が無い。」

一緒に働いている家政婦さんの娘さんの大学の学費がない、ということで、貸してあげたそうです。無利子だと遠慮するし、税金の問題もあるので少しだけ頂いているそうです。その利子の分だけ硬貨なので、毎月手渡しで返される封筒のなかにとってあり、卒業の頃に完済されるので、その利子でお祝いをしてあげようと、返済の記録もかねて、封筒を並べておいてあるそうです。
「私が死んだら返済はイイと言ってあるの。自分の出したお金で、一人の子が社会に役立つようになれたら素敵でしょう。このことを知っているのは、貸している人と、あなたと、大家さんの娘さんだけよ」
「大家さんの娘さんには、急に大家さんが亡くなったから、仕事が無くて、あの人は困っている、私もお金を返してもらわないと困る、何か保障してあげて、と話したの。そしたら10万円払っていたわ。でも私は月額を減らしていいよっていうつもり」

大家さんが癌で入院して末期的になり、でも自宅で過ごしたいと、はっきりと希望したので、帰ってこられました。24時間体制になり、複数の人が泊まり込むようになりましたが、他の人たちは泊り込み料金をもらっていたそうです。ヘルパーや家政婦を手配したり、病院に連絡したりは、彼女の仕事で、やっていた仕事は実質的にマネージメントだったそうです。他の人より責任のある仕事をしていながら、報酬は他の人より少なかったようです。「それでも、娘さんには、あなたは泊まると毎朝お風呂に入るのよね・・と言われるようになった」



「大家さんの通夜には、家政婦たちが仕事で入ったら、娘婿が怒っていた。通夜の席にお金を払うなんて、と。でも、私たちは月曜日で、他の仕事をキャンセルしてでも来ており、またあれもこれもと仕事を頼まれてしている。そんなこともわからないから、その人は若い時からずっと大病を患っているのよ。」

「大家さんのために引っ越したのに、早くになくなってしまい、娘と同居してするのが苦痛だ。長年ダンスを本格的に習っていて、もうすぐ講師の免状も取る。引越しで荷物もほとんど捨ててしまったから、田舎に帰ってダンス教室を開くのが夢。」

「結局、3万円のパジャマ着てたって、死ぬ時は死ぬのよね」

などど、まあ、よくしゃべられました・・・もっとたくさん。
こんなにそんなに親しくない人の話をずっと聞いていたのは、はじめてかなぁ。





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Last updated  Aug 3, 2006 07:06:57 PM
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