きまぐれきまじめ日記

きまぐれきまじめ日記

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Jan 26, 2008
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カテゴリ: 絵
銀座のシャネルビルで、松井守男さんのトークイベントがありました。
松井画伯は、フランスで何度も勲章を貰っている方で、その作品は死後にはルーブル美術館が所蔵することが決まっています。数十人ほどの小さな集まりで、間近にお話を伺うことが出来ました。


美大に入学する前、18歳の時に、裸で鏡の前に一晩対峙し、もう所謂まともな人生は歩めないと、画家として生きていく決意をした。

国費留学生として、パリに渡るときは、死ぬほどの覚悟だった。

エリートとして渡欧したのに、パリの研究所を受験すると、補欠の補欠で、レベルの違いを知った。
パリの大学では一番になったが、ねたまれて仕組まれて放校される。しかしそれがきっかけでピカソに出会うことができ、「ピカソになるな、マツイになれ」という言葉をもらう。

パリでは貧しいのに大きな絵を描くために大きなアトリエを一等地に借りた。支払は大変だったが、サロン化してパーティーよく開いたため、料理はうまくなったし、絵も売れた。そのころ、フランスでは税金を絵で納めることが出来た。

くさい日本の美術界を壊したいと思っている。フランスではフランス人であるほうが絵が売れる。それでも自分が日本人のままなのは、フランスの美術界は日本を馬鹿にしているから。日本にはエコール・ド・トウキョウはなかった、と。自分が日本人でありつづけることで、日本は優秀だと見てもらいたい。また、自分を産んでくれた両親に感謝しているので、日本人でありつづけたいと思っている。

芸術のテーマは持っていない。自分以上のものを出す気持ちで絵に向かい、描きたいものを描く。物事を続けていけは、誰でも成功する。



などなど、たくさんお話を伺いました。
お話しはまとまったものではなく、あちこちに飛ぶところはありますが、人柄と生き様は伝わってきました。ごく細い面相筆で一筆一筆重ねて大きな光を描くその画風と御話しの仕方も似ていると感じました。

最後に握手をしていただいたのですが、こちらからお願いした時、
「よろこんで」といっていただきました。
自分が握手を求められたことに、ほんとうに喜んでいるような、やわらかいお言葉で、感動しました。お手はやわらかく、あたたかく、両手で握って下さいました。あの手で、あの絵を描かれたのだ、と思うと、今でも重ねた自分の手のひらがじんじんとパワーを発するような気がします。





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Last updated  Jan 26, 2008 11:06:50 PM
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ちあ89

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