防犯設備士らしい内容を。
ちょっと長いですよ。
CCTV(クローズドサーキットTV)という、
いわゆるアナログ方式のカメラはメーカーの混在が可能です。
例えば、
玄関にA社のカメラEVホールにはB社のカメラを設置し、
C社のHDRで録画するといったようなことです。
それに対しネットワークカメラでは、
同一メーカーのカメラで揃えるのが基本です。
各メーカーが用意している録画ソフトやNVR(ネットワークビデオレコーダー)では、
基本的に自社のカメラしかサポートしていないからなのです。
その代わり、
ソフトは無償で提供しているところも多いのですが。
ところが、
マルチベンダー対応の録画ソフトやNVRが出てきているのです。
現在日本で入手出来るネットワークカメラの、
大半を認識し管理出来るというスグレモノです。
D社のカメラで揃えたいけどホールのあの1箇所だけは、
どうしてもE社の360度ビューカメラを使いたい。
或いは...
拠点ごとは同一メーカーで揃えているけれど、
中央管理のために数拠点をまとめるとメーカーがいくつも混在している。
このような場合がままあり、
マルチベンダー対応のNVRやCMS(中央管理ソフト)が必要となります。
もうアナログと同様すっかり便利になっているんですよ。
さてネットワークカメラって、
それ自体がサーバー機能を持っていますので、
アナログカメラのようにコントローラーやHDRなどに繋ぐ必要はありません。
カメラをルーターに直接繋いでおきさえすれば、
どこからでもそのIPを指定するだけで映像を見ることが出来ます。
カメラが映像サーバーとして映像を自分で配信するからです。
何か動きがあった時だけカメラ内のSDカードに録画させることも出来ますので、
特にNASやNVRを使わないカメラだけのシステムも可能です。
カメラの画素数は、
アナログカメラの37万画素に対しネットワークカメラは1~3メガ、
或いは5メガといったものも出てきています。
1メガは100万画素ですから、
実に4倍から10倍以上の高画質なのです。
現在では家庭にも光が導入され、
ブロードバンドが当たり前になっています。
日本ではまだ5%(欧米の1/4)程度のシェアしかありませんが、
当然これからはネットワークカメラが 間違いなく主流に
なっていきますよ。
Z'IP(ジップ)/ゼネットIPカメラセキュリティシステム