さて、今回のCDの話に戻すと、バリー・ハリス&アル・ヒースとのセッション6曲とテテ・モントリウ、ペデルセン、アレックス・リールのセッションでは随分雰囲気が違う。前者はまさにバップ・セッション。40年代の放送用録音のような録音の悪さが40年代のガチャピンな雰囲気を醸し出している。バップ・チューンが多いこともあって、ドーハムも40年代のパーカー・クインテットのような暴れっぷりなのが嬉しい。"Ma, He's Makin' Eyes at Me"でマッタリするもよし、バラードのようで実はブローしまくりの"Around Midnight"で燃えるもよし、"Tin Tin Deo"でノリノリになるもよし・・・。40年代からジャズメッセンジャーズ加入直後あたりのむき出しなバッパーぶりが復活したかのような熱い演奏なのだ。これがドーハムの本質なんじゃないかな。