ジャズの神様の思し召しのままに

ジャズの神様の思し召しのままに

2008年06月14日
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テーマ: Jazz(2022)
カテゴリ: ★★★★☆
何の予備知識もなく、ジャケット・デザインとアルバム・タイトルに惹かれて買ってしまった。イタリアものは相変わらず不勉強で、ジョルジョ・アッツォリーニがどんな楽器を演奏するのか全く知らなかった程である。そんな猫麻呂でも、他のメンバー(エンリコ・ラヴァ、フランコ・ダンドレア、アルド・ロマーノ)はさすがに知っていたので、豪華な顔ぶれにかなり期待して聴いてみることとした。聴いてみるまでは、この作品がバップなのかフリーなのか、何も知らないだけに興味深々なのである。

A面1曲目(LPで購入したので、このような表現をします)からいきなりフリー・ジャズが飛び出してきてニンマリ。タイトルとジャケットから期待通りの音が出てきて安心した。フリーといっても、アメリカのドロドロビギャー系やドイツの観念的なフリーではなく、かなり控えめ目で上品なフリー・ジャズ。これなら、朝一番にこの作品を聴いても家族やご近所から苦情を受けることもない。特筆すべきは、ラヴァのフリーへのアプローチだろう。音域が狭く、音の跳躍が苦手なトランペットでのフリー・ジャズ演奏は難しいはずなのだが、ラヴァのテクニックは難なくこなしている。ただし、トランペットは音色が淡白なのでフリー・ジャズとしては喰い足りなさが残るのは仕方が無いだろう。そこは、ドラムとベースの絡み合いを中心に聴き、トランペットはきっきかけ作り役程度と考えると楽しく聴くことができる。

この作品、半分はフリー(特にA-1とB-1)で残り半分はモーダルな作りとなっている。A-2の"Giorvi"は美しいバラードで、1曲目のフリーの後に聴くとホッとするのである。A-3は一聴するとオーネット・コールマン風のいかしたテーマなのだが、アドリブになるとモードで演奏しているようだ。全編フリーは聴くほうも演奏者も辛いということか・・・?

猫麻呂ポイント:★★★★☆(4.5)
Giorgio Azzolini / Crucial Moment (Rearward)
Crucial Moment





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最終更新日  2008年06月15日 11時21分10秒
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