ジャズの神様の思し召しのままに

ジャズの神様の思し召しのままに

2008年12月07日
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テーマ: Jazz(2022)
カテゴリ: ★★★★☆
オルガン入りテナーサックスのワンホーン・アルバムというだけで猫麻呂的にはポイントが高い作品だが、何故かJoe Van Enkhuizenというテナーマンのことは経歴どころか名前の読み方すら知らないのである。(とりあえずは「エンキューゼン」と表記していますが、読み方をご存知の方は教えてください。)

テナーサックスとオルガンが好きだと言っても、さすがに名前も読めないヨーロッパ人の作品に手を出すのは腰が引けるというもの。購入時の記憶は定かではないが、恐らくはドラムにハン・ベニンクの名前があったから購入したのだろう。バップ系の曲が並んでいるとなると、ベニンク得意の「明るく楽しいフリージャズ」ではないか、と期待していたとも言える。しかし、実際にCDを聴いてみると、至極真っ当なオルガン・テナー・トリオだった。これはこれで猫麻呂的にはOKなのだが、期待していた音を聴いてみたかったなー。

エンキューゼンは太い音色でブイブイ言わせる猫麻呂好みのタイプ。ジーン・アモンズの系列と言えるだろうが、全体的にマジメかつ小ぶりであり「コンパクト・テキサステナー」といったところ。オルガンのCarlo Dewysも小ぶりながらテキパキとスイングするタイプであり、本場USAのようにバーベキューにかぶりつくようなバカさ加減はない。この2人が組んでも優等生的なプチ・コテコテに終わってしまいそうだが、そこにハン・ベニンクが入ることにこの作品の面白さがある。

ハン・ベニンクとしてはメインストリーム風の「普通のドラマー」に徹したつもりなのだろうが、いわゆる本場USAのテナー&オルガンの文脈ではありえない突っ込みが満載なのが面白い。時にはオルガンのCarlo Dewysを巻き込んで、バップやコテコテのような狭い世界からより広い世界へと音楽の幅を広げようとする。ベニンクのファンとしてはやや物足りないかもしれないが、ベニンクの参加が他のメンバーに影響を与えることを実感できる面白い作品だと思う。

猫麻呂ポイント:★★★★☆(4.5)
Joe Van Enkhuizen / Blues Ahead (Timeless)
Blues Ahead





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最終更新日  2008年12月07日 13時18分15秒
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