岩手の山から送る、牧場ブログ

吸収された草の成分



ルーメン(第一胃)で分解された草の繊維質は、「低級脂肪酸」ができます。
低級脂肪酸は第一そのまま吸収され、胃で牛乳の成分のうち「脂肪分」の原料の大部分をしめます。

ルーメン内の微生物の働きで、草に含まれるたんぱく質はアミノ酸とアンモニアに分解され、再び微生物に取り入れられ増殖します。
この働きによって、草由来のたんぱく質が、はるかに栄養価の高い動物性のたんぱく質となります。

その後、増えた微生物自体が、第4胃や小腸で消化・吸収されて、牛乳の成分「たんぱく質」の一部となります。

またルーメン内の微生物にはビタミンB群とビタミンKをつくり、これも牛乳の成分に含まれます。

牛のおっぱいは、牛の後ろ足の間に大きな乳房があり、4つの乳頭がついています。
この乳房の中が牛乳をつくる工場なのです。

牛乳の成分は、牛の体を流れる血液によって運ばれてきた栄養を材料にしてつくられます。

血液によって運ばれてきた栄養は、乳房の中にある「乳腺」という場所で牛乳に変えられるのです。
そしてつくられた牛乳は「貯乳槽」というところで貯えられます。
貯えられた牛乳は、子牛が乳頭を吸う刺激によって出される
「プロラチン」というホルモンの働きによって、乳頭から分泌されます。

牛乳1Lつくるためには約400Lの血液が乳房を流れると言われます。
コップ1杯の牛乳をつくるのに、コップ400杯の血液が流れなければならないなんて。
ものすごい量なんです。

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