最近、DIE WITH ZEROの実践計画を立てようとしていますが、その過程でいくつかの難しさに直面しています。これらの課題は単に理屈だけでは解決できない、遺伝子的ともいえる深いレベルの問題を含んでいるように感じます。特に日本人特有の「ため込みマインド」や「長生きマインド」が、この考え方の実践において大きな障壁となっているようです。
『FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』 でも指摘されているように、十分な資産があるにもかかわらず蓄財を続けてしまう傾向を指します。このマインドは、資産を切り崩していくことに対する理屈を超えた不安や抵抗感として表れるのです。
この「ため込みマインド」は、将来への漠然とした不安が背景にあります。仮に計画通りの資産運用ができたとしても、まだ足りないのではないかと心配になり、思い切った行動を取ることが難しくなるのです。
さらに、日本人特有の価値観として、「とにかく長生きマインド」が挙げられます。たとえば、呼吸器や胃ろうといった延命治療を行ってでも長生きを目指すという考え方です。この「長生きすることが最も重要だ」という信念は、DIE WITH ZEROの提唱する「お金から価値が引き出せる若いうちに金を使う」という考え方とは相容れません。
DIE WITH ZEROの中では、「高齢期に延命治療に大金を使うのはあまり意味がない」と述べられています。むしろ、お金から価値が引き出せるうちに思い出作りに使い、「その時が来たら潔く受け入れる」という姿勢が推奨されています。しかし、この考え方は、日本人の「とにかく長生きしたい」というマインドとは大きく対立します。
最近人と話していて「お金を使ってしまったら、もし120歳まで生きたらどうするのか?」という意見を言う人がいました。このような発想自体が「長生きマインド」の典型例だと感じます。
私自身、DIE WITH ZEROの考え方には共感しています。「今から25年後のことを心配しても仕方がない」と思う一方で、「その時はその時で」と完全に割り切るのは難しいのも事実です。
この感情的な部分に向き合うには、やはり感覚的な判断だけでは限界があります。長年企業財務の仕事に携わってきた経験から、ファイナンスに関する知識はある程度あると自負していますが、自分自身のことになると冷静な判断ができないです。
そのため、書籍にもあるように、フィナンシャルプランナーのような専門知識を持ったディスカッションパートナーと相談することで、冷静な計画を立てることが重要だと考えました。近々相談に行ってきます。
DIE WITH ZEROを実践するには、日本特有の「ため込みマインド」や「とにかく長生きマインド」という壁を乗り越える必要があります。これは単なる理屈ではなく、感情や文化的な価値観に深く根ざしたものです。今後はフィナンシャルプランナーとの相談を通じて、より冷静かつ現実的な計画を立てていこうと考えています。