Bookish Girl ~人生は芸術! 生活はアート!~

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2008.07.23
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カテゴリ: ブック・ガイド



あまりないのが、正直なところです。


毎月、送っていただく文芸PR誌も、毎月、まわってくる文藝○○も、

連載小説のページに手を伸ばすには、なにかが足りない。

なくても事足りない、事足りずにすんでしまう、

そんな日々が、ずい分、つづいております。

自分には、そういう楽しみ方がないのかな、と思ったりもしています。


ところが、週末、新聞のコラム記事で、気になるものが目にとまりました。

昨日と今日、市立と県立の図書館をはしごして、

先月分と今月分を、まとめ読みしたところです。





小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」は、意味深なタイトルですね。


ハンディキャップを抱える少年が、巨漢マスターにチェスを教わって、

天才的かつ詩的な棋譜をつづっていくお話ですが、

マスターは亡くなってしまい、少年は、某チェスクラブで、

カラクリ人形を操りながら、チェスの対戦をすることになります。


前半から中盤、中盤から後半へと、どのような具合で、物語がうねっていくのか、

来月号も、楽しみになりました。


チェスの歴史情報が、さり気なく組み込まれているので、

知識がなくても、自分の世界が少し広がったように感じられます。

象とマスター、猫と少年は、どこか似た部分を備えているのですが、

その匂わせ方は、四重奏を聴いているように、軽やかで重厚です。

チェス盤を海ととらえる世界観にも、非常に興味をそそられます。





象といえば、『ミーナの行進』ですね。

少女が象に乗って学校に通うシーンが登場しました。


あのときの象と、この象と、どこかで血がつながっているんだろうなぁ、

想像をふくらませて、余韻を味わっています。





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Last updated  2008.07.23 22:52:06 コメント(4) | コメントを書く
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