Bookish Girl ~人生は芸術! 生活はアート!~

Bookish Girl ~人生は芸術! 生活はアート!~

2009.09.29
XML
カテゴリ: ブック・ガイド



01年に文庫化された「秘教的哲学書」なのですが、

アマゾンでも楽天でも、どこのネット書店でも、

取り扱いのない絶版本となっていました。

古書検索しても、出てこない。

アマゾンでは、2,000円~4,000円台で、お値段が付いていました。

ん~、どうしましょうか。

表紙に見覚えがあるのですよね。

どこかにあるような気がします。

心当たりがあるとすれば、県立と市立の図書館ですが、

どちらにも蔵書がなかったので、古書に手が出そうになりました。

富山大の蔵書を調べてみたところ、ヒットしたので、借りて読むことはできそうです。

いや、しかし、どこかの書架に、ひっそりと居残っている可能性もあるように思えます。

地元の小さな書店の片隅とか、古本屋さんで、奇遇にも出会えるかもしれないー。

その時にめぐり合うまで、しばらく様子を見ることにしました。


昨日、お昼にサンドイッチが食べたくなって、いつものパン屋さんに出かけたところ、

日曜日と月曜日が、定休日に変更されていて、手に入らなかったので、

しかたなしに、デパ地下まで足を伸ばすことにしました。

その途中、古書店の前を通りかかりました。

あ、もしかしたら!

期待して、眺めました。

けれど、『幻想録』は、どこにも……。

イェイツの文庫は、いくつかありましたけど、

ここには、なかったのです。

背表紙のタイトルを見落とした気がしませんでしたから、

あっさりとあきらめました。


目的物を買い終えた後、向かいの書店ものぞいてみました。

デパート内の紀伊国屋書店には、在庫がないのは知っていたので、

地元の書店にかすかな望みを抱いたのですが、

やはり、ありませんでした。


アマゾンで古書を買うか、富山大で借りるしかないですね。

ま、そうこうする間に、出くわすかもしれないしー。





……でも、この本の表紙、見たことあるんですよね。

見れば見るほど、見た覚えがあるんです。

親しみがあります。

図書館のどちらかで借りたのでは、と思ったけれど、なかったということはー、

まさか、とは思いましたが、夜になって、うちの中を探りはじめました。

文庫の山をいくつか掻き分け、書棚の本を退かして、

入り込んだ奥の奥に……、

ああ、やっぱりそうだった。

ありました!

ひっそりと。

ちゃんと、読まれる時を待っていてくれたのですね。

わたしの訪れを歓迎してくれたような、

感激の再会でした。


01年刊行当初、すぐに手に入れて、半分ほど読んだ形跡がありました。

でも、むずかしすぎて、中断していたのです。

そんなことも、すっかり忘れていました。


世界的に活躍したアイルランド出身の詩人・劇作家・評論家のイェイツが、

後年、結婚して4日目から書きはじめたのが『幻想録』です。

お相手の女性が、自動筆記ができるらしく、

彼女の記録を通じて、神秘の世界に迫っていったのですね。

人間は28回生まれ変わりながら、魂を進化させ、また最初の地点に戻っていく、

その頃には、ある境地に達する、ということを、

「大車輪」になぞらえて体系的に記しているそうです。

概略だけは知っているのですが、果たして読みきることができるのか、わかりません。

せっかく、読まれる日を心待ちにしてくれていた子と会えたのですから、

ゆるゆると、ひもといてみたいと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.09.29 12:13:47 コメントを書く
[ブック・ガイド] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: