HAVE A NICE DAY

HAVE A NICE DAY

2007.01.08
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カテゴリ: movie




朝、あきぷを空港に送った後、Tと米子はそれぞれの用事で外出。寂しくなったのと同時に久しぶりの一人の時間にほっとするのは正月疲れのせいだろうか。
帰省中に買い込んだ物を箱につめてあきぷ宅に送る準備。芋焼酎の大小4本だけは根性で持ち帰ったぞ。。。。



「HOTEL RWANDA」のDVDを見る。1994年にルワンダで起きた大虐殺で1200名の命を救ったホテルマンの話。主演はドン・チードル、ニック・ノルティやホアキン・フェニックスも出演。

こういう重い true story 映画を見るたびに思うのは、映画には娯楽と情報伝達の二面があるということ。この映画は決して楽しくないし、安易な感動を呼ぶものではない。過酷な出来事を再現しているためストーリーや演技について云々することをはばかられるような重みがある。一応のハッピーエンド、しかし問題は山積みというラスト。見た後になんらかの行動を起こすわけではないが、映画を見る前と後では何かが違ってくる。100日間で100万人の大虐殺。そう簡単に忘れられるわけがない。。。

主人公のポールはホテルの総支配人で、対立するフツ族とツチ族の両方の人々を匿い、欧米の首脳に電話をかけ、軍と交渉し、行方不明の親類を探し、食料を調達したりで忙しいし、身内にスパイがいると忠告され自らの命も危ない。そもそも外見上で敵味方の区別ができない。

コメンタリー版では監督とポール本人が登場。「君が孤児の世話を?それとも他の誰か?」と訊かれて、「実際、私は誰も信じていなかった。いい従業員もいたが、あんな状況下だから全て自分が直接関わった」とポールは答える。極限状態で信じられるのは自分だけ。危険にさらされながらも奔走するポールは頼もしい事この上なし。

逃げる寸前にトラックを降りてホテルに残ったことで妻子の怒りを買ったり、「まさかの時には飛び降りろ」と妻に指示した後ドッキリする場面にあったり、と判断ミスもしてスーパーマンじゃない面をみせる等身大な所がまたよろしい。元々、隣人たちを見捨てられないと言い出したのは奥さんだということも忘れてはならない。武力行使も介入もできない国連軍のもどかしさ・無力さが随所に描かれている。



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<今日の読書>
おもしろクラシック100 /  宮本英世

<今日の音楽>
Sergio Mendes /The Best
The Best of WHAM!






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Last updated  2007.01.20 11:30:57
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