中学生の時に好きな子と神社の裏で手をつなぐ。と言う感じの非日常がステキです。
いい年になったから余計に分かるようになるのかも知れない。

定期的に読み返したくなります。
前にも「冨士山さんは思春期」についてまたかきましたが、何度でも文章を書きたくなってしまう。
魅力が尽きない漫画です。

大きなドキドキは要らない。
自分がクイズに正解出来ないと好きな子が惨殺されて便所に流されるとかだと嫌なのです。
自分が秘密を漏らしたせいで好きなアイドルが歌っている舞台に食人族が多数登場してしまうとか。
大きなドキドキは要らないかも。

些細な物で良いのです。

とはいっても「冨士山さんは思春期は」すばらしい驚きがあります。
中学生の男女交際の話です。
普通と違うところは冨士山さんの身長が180センチを越えるバレーボールの選手だという事。
主人公のカンバくんの身長は中学校進学後もあまり伸びていません。

身長差のあるカップルです。
過度に進んだ方向に行かないところもいいです。
子どもに見せられないシーンはなかったはず。

最後の1冊だけタイトルが「発情期」とかに変わっていたりするのも見たい気もしますが、ない方が嬉しいです。

【中古】富士山さんは思春期全巻セット 1-8巻双葉社オジロマコト完結

夏の日に神社の裏で彼女と二人過ごす。
彼女は日陰を見つけて眠りに落ちそうになっている。

シャツの襟にカンバくんが蝉の抜け殻をはわせる。
驚いた冨士山さんが半袖シャツを一気に脱いでしまう。
冨士山さんの顔はどこか男らしくてセクシーさがありません。

カンバくんはドキドキしてしまいます。
スクール水着でドキドキしているカンバ君の気持ちを冨士山さんは一瞬分かりません。
（でもじわじわ分かってくる）

そういう感じの話ばかり。
些細なことの重要性が理解出来るようにならないと、意味のない漫画なのかも知れませんね。
手をつないでドキドキするなど、色々理解してからという意味では大人の漫画なのかも。

男性の青年誌に連載された作品です。
作者が女性という事もあり少女漫画の成分が多く入っています。

色んな人にオススメの良いマンガです。