y'Odare cLub    Tomochanの   よだれブログ

Aug 30, 2005
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もう彼是今から30年ほど前のことだけれど、


誕生日の日に、両親とその取引先の方との会食があった。

まだ尻の青い私も誕生日ならと一緒に連れて行って貰えることにり、行く場所は何処でも決めて良いということ。 何でも凝り性なところは今も変わっていないけれど・・・

それでは、と、本屋へ行き当時の余りカラフルではないグルメガイドとの対決の結果、神戸は北野にあるその頃(今でも?)一般人には知られていなかったステーキレストランへ連れて行ってもらうことにする。 当時は外交官になるんだ=肉を食べれなければならない・・という図式が頭にあって肉を食べていた。

そこのステーキは、凄かった。味も値段も。 訳もわからぬ青二才が肉にはやっぱり赤ワインですね、と、お尋ねすると「普段はボトルでしかご提供しておりませんが、丁度開いている良いものがありますので、グラスでお持ち致しましょう。」と丁重に運んで来て下さった。

訳も判らぬ者が生まれて初めて口にしたワイン。

今でも覚えているけれど、とにかく美味しかった! 

絵本を見ているような感じがしたという感覚だけが今でも残っている。

スタイルは違うけれど






その夜、お会計の際、周りの大人たちの顔が青くなるのを見た。多分、度肝を抜かれる程の額だったのだろう。

店を出る時に、思わずワインの名前をお尋ねした。それが、

Chateau Margaux という名だった。

これは、60年代のどの年のものだったのだろう?



この日からTomochanのワイン人生が始まった。  この後、同じ名前のボトルにありつくのに、自分の給料を貰える様になるまで10年の歳月が流れ過ぎ、場所もドイツへと移ることになる。この間、家族で外食へ行く度にワインリストを素早く頂き、若造が偉そうに「Saint Julianのハーフボトルをお願いします。」とか言い始める。この頃が一番耳学問して気取っていた時代だ。 同じボトルの2本目が1981年。 丁度市場に出てきたばかりのものだった。 

たまたまそんなに遠くない所に、ボルドーの有数シャトー殆どから直接インポートしているワイン屋さんがあることを知り、毎年のように新しく市場に出てくるツワモノたちの試飲にせっせと通うことになる。 一回に100程のミドルクラスからトップのものを試飲すると、かなりきつい。 でもこの頃は大判振る舞いで、「無料」でMoutonだってなんだって(ブルゴーニュの時はLa Tacheだって)試飲させてくれたのだから今からは考えることも出来ない良い時代だっと。

その後のChevalとの出会いもあって、一番大好きなボルドーたちになってしまう。 

83年は何本も飲んだけれど、2005年時点でもまだまだ早過ぎる!
逆に、89のHaut Brionは、Grave系のフクヨカサも手伝って、今飲んでもPetrusのように楽しませてくれる。自分にとっては、やはりMargauxの方に軍配が上がる。 あのストラクチャーに、しまったフルーツ、しっかりと支えるタンニンと酸味の下に、家で例えれば、地下室まである深みを感じた。 この静かに眠る教会のようなボトル、後30年後位にまた飲んでみたいものだ。



それまでに自分も上手く熟成していてくれると良いのだけれど。





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Last updated  Aug 31, 2005 08:51:09 AM
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