ココロの森

ココロの森

2010.01.20
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<上巻>
愛する人は未来からやってきた。やがてくる別れを知っていた―。
初めての出会いはクレア6歳、ヘンリー36歳。
未来から来たヘンリーが、突然クレアの前に姿を現わしたのだ。
当然、驚いたクレアだったが、以来、彼がたびたび時空を超えてやってくるのを心待ちにするようになる。
だが、18歳になったころ、彼はぱったりと姿を見せなくなり…。
全米を感動させた純愛小説『タイムトラベラーズ・ワイフ』を改題、文庫化。
<下巻>
ついに「現在」でクレアと出会うことができたヘンリー。
自分の意志とは関係なくタイムトラベルをしてしまう「時間障害」という病を抱えながらも、彼女との愛を育んでゆく。
だがあるとき、未来にタイムトラベルした彼は、愛する人との別れが間近に迫っていることを知ってしまう…。
過去、現在、未来で、たった一人の女を愛し続けた男、そしてたった一人の男を待ち続けた女。
時の流れに負けない永遠の愛を描いた感動作。




西洋文学の割には日本人好みの、せつなく一途なラブストーリー。

ヘンリーとクレア。
ふたりの視点から交互に物語が綴られていきます。

時空を超える愛の物語、というと、
「生まれ変わってもまた来世で巡り逢いましょう」 的なお話が多いですが
この物語は転生ものの時間軸を一代の人生にぎゅっと凝縮した感。

巡り逢う前から巡り会い、死に別れた後にも再び出会うふたりは
現世に生きながらにして輪廻を味わっているかのよう。


ヘンリー本人にもまったく予想がつかないといったところが
普通のタイムトラベルものよりもずっと読者を物語の中へと引き込みます。




時には過去へ、あるいは未来へ。

1980年代に飛ばされ、数分後には2006年、あるいは2025年。
数時間ののち、また過去へ━━。


ヘンリーは
愛する人のいる『現在』に
どうして自分は留まれないのか、と悩み、

クレアは、
いつ戻るとも知れない彼を待つ事しか出来ず、
また、いつ消えるともしれない不安が生涯続くやりきれなさをおもいあぐねます。





体力的にきついばかりではなく
文字通り「身も心もすり減らして」いきてゆくヘンリー。




でもそれは、
ヘンリーが「時間」というものに極端に翻弄された故、顕著にあらわれただけのことで
結局は誰の心の中にでも、こういった「業」のようなものはあるのかもしれません。









『あの時、こうなるとわかっていれば…』

などと思う時があるものです。

特に、AかBか、進路に迷った時など、

『ああ、どちらを選んだらどういう未来か、わかりさえすれば…』

などと。



しかし
ヘンリーの苦悩をおもうと・・・




私の場合、特に身につまされます。。。












この本を原作とした映画が
昨年末に公開されたばかりなので
映画館でこの物語をご覧になった方もいるかもしれません。

読書が苦手な方は、こちらをどうぞ。



別の時空へ消えてしまうぼくを、見つけてくれたのは、きみだった---ヘンリーは、時空をさまよう男。いつ、どの時代のどこへ飛ぶのかは、自分で選べない。それは、誰にも信じてもらえない、秘密を抱えた孤独な人生。ある日、旅した過去で、野原に隠れていた彼をひとりの少女が見つける。彼女の名前はクレア。一点の曇りもないキレイな心を持つ少女。クレアが、「未来から来た」というヘンリーの言葉を信じた瞬間から、ふたりの特別な愛の物語が始まった---。





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最終更新日  2010.01.21 01:16:28
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