2004年10月22日
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カテゴリ: BOOKS
●好きなTV番組のひとつに、

深夜放送の『爆笑問題のススメ』というのがあるが、

そのなかでゲストで紹介されていた、黒川博行さんの作品。

紹介されたから著者の作品を見るということはほとんどないが

なんとなく気になっていたのでめずらしく読んでみる。

物語は関西を舞台にした短編集。

ある犯罪が計画され(またはすでに起きていて)

それが破綻していくまでの過程がリアルに、テンポよく描かれている。

著者の犯罪や裏社会の情報量が半端ではなく、



別に関西の人たちに偏見はないが、

会話がすべて関西弁で妙に犯罪者たちにマッチしていて

それも物語に引き込まれるひとつの理由かも。

タイトルの『左手首』は、ちょっとしたことから

殺人を犯し露見するのを恐れたため遺体をバラバラにする話だが、

そのバラバラにしていく過程がリアルすぎて、

鼻に血なまぐささが匂ってくるかのような、

読んでいるこちらも気持ち悪くなるような感じ。

多分著者の綿密な取材によるものだと思うが、

『あんた(著者)、やったことあるやろ』と疑念まで抱かせる(^^;

平凡な毎日がつまらない…と思っている人はこれを読むと、



…ってのは少し言いすぎかな。

2002年3月 初版 新潮社





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最終更新日  2004年10月29日 09時38分13秒


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