全2件 (2件中 1-2件目)
1

岩手で暮らしていた頃。借りていた畑の周囲に、ニホンハッカがたくさん自生していました。日本在来のミントです。私の住んでいた北陸では見たことがありませんでした。(あるのかもしれませんが…)葉をちぎると、芳醇に香るペパーミントの香り!お店で売っている外来のミントと何ら変わらないいや、それ以上です。感動しました。当時、ハーブなどにちょっと凝っていたこともあってその辺に自生しているものにこんな素敵なハーブがあるなんて!(しかも雑草扱い…)と何株かを家に持って帰り、庭先に植えました。夏には薄紫の花も咲き、葉っぱを摘んでお茶にしたり…と楽しみました。次の年の春。ハッカはさらに庭先で株を増やしていました。種がこぼれて、一気に増えたのです。それ以後、年々勢力を増し続けました。岩手を離れるとき。庭先に見事に繁ったハッカが惜しくて3株程、ポットに入れて持ち出しました。そして、福井で住んだ家の生け垣の下に植えてみたところ…。これまた抜群の繁殖力!ここでも見事なハッカ畑?が出来ました。北国のものだからどうかなー?根付くかなー?との不安もなんのその、どうやら、場所、土、気候などを選ばないようです。さらに4年後。福井から石川に移ることになって。私はまた、そのハッカを数株、持ってきました。庭の畑の周囲に植えて、次の年。今度は思ったより増えてなくて、それでも10株ほどは育って花をつけて。そして今年。北の国からやってきたハッカの末裔?達は石川の白山麓の我が家の庭に、見事によみがえりました!昨年より格段に増えて、ハッカ畑となっていたのです。本当にたくましい、在来種の底力とでもいうのでしょうか。10年近くもの歳月を、北国から旅してきたハッカ。これからも、私と一緒に旅を続けることになるでしょう。茎の切り口、よ~く見ると四角。シソ科の植物は大体そう…みたい?
2010.05.22
コメント(2)

新緑が色を濃くして濃密な空気をまき散らす頃になると、道路脇の山肌に、一斉に咲くシャガの花。私は、この花が子どもの頃から好きでした。私が子どもの頃に心惹かれた花、というのは園芸種でない、人が植えたものでないのに見事な美しい姿をしている花…だったように思います。カタクリもしかり。シャガの花も、見た目が派手な割には山際の緑の陰にひっそりと(集団だけど)咲いてるのでもちろん名前なんて知らなかった当時は野草なのか?誰かが植えたものなのか?と迷いつつおそるおそる摘み取って、家に持って帰った覚えがあります。その名前がシャガというのだ、と知ったのは大人になって自然に深く目がいくようになった随分あとのこと。ルーツは中国から入ってきたものらしくやっぱりもとは園芸種だったのかもしれません。植物観察を始めて、図鑑を片手に野山を歩くようになって身の回りにある全ての野草に名前があるんだなあ~、という当たり前のことにしみじみ感動したこともあります。名前を知ることで、その植物とぐっと近くなれたような。幼い頃からずっと身の回りにあったものたちが名前を知って、より新たな存在になったというか。シャガを見るといつもそんな気持ちを思い出してまた、幼い頃に野山を駆け回って遊んでいた頃の優しい記憶がよみがえってなんともいえない心地よさに包まれるのでした。今年もシャガの頃。タニウツギの鮮やかなピンクと一緒に摘み取って玄関に飾りました。
2010.05.21
コメント(4)
全2件 (2件中 1-2件目)
1

![]()