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2021.04.07
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カテゴリ: 精神療法
この前、ごく近しい人がかなり精神的に追い詰められた状態になり、彼・彼女(プライバシー上、この表現で。この後の記述も本人の話のままではありません)の話を聴きました。

子どもの頃から、ずっと辛かったというのです。何度もビルの屋上や踏切の前まで行き、消えてしまいたい自分にむきあいそこで心のコップに溜まった濁った水を涙に変えて、なんとか家に戻っていたそうです。彼・彼女の家庭は機能不全家族でした。裕福な家庭でしたが、支配的な親が条件つきの愛情でしか接してこなかったようです。


胸が痛い思いがしました。子どもは、外でたくさんの痛く苦い体験をしながら成長します。傷ついて帰ったら、親にただただ抱きしめてほしい。それだけで、傷は癒えまた、外に出ていく勇気が生まれます。生きにくさを抱える人は、ただ抱きしめられた経験が足りていない。不幸なことで、そして、どうしようもなかったことです。恐らく、親もただ抱きしめられたことがたりなかったのだろうから。

心理療法でよく使われる言葉「過去と他人は変えられない」は決して、あきらめろと言っているわけではなく、怒りや悲しむことを否定しているわけでもありません。親の生い立ちを慮って、自分の感情に蓋をすると病気になります。怒っていいし、泣いて落ち込んでもいいんです。
ただ、親といえど他人であり、他人から受けた過去の傷ばかり見て、トラウマのラベリングを繰り返して自分自身を無力にしないで、というメッセージだと思っています。






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Last updated  2021.04.07 08:16:28
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