文豪のつぶやき

2014.06.27
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カテゴリ: 人間
グズタケは「天空の城ラピュタ」に住んでいる。
彼の家はゴミ屋敷である。
その六畳の一間がクズタケの部屋である。
一家そろって片づけられなし家族で、父、出戻った妹、その娘二人と住んでいる。
クズタケは中学校の時に親が購入した家の一室を与えられ五十近い今までこの部屋に住んでいる。
一番最後に掃除をしたのは高校を中退した十六の時である。もう三十年以上も前のことだ。
その日はバレンタインデー。グズタケは身の程知らずの自分をわきまえず、知人の女の子がだれか一人ぐらいチョコを持ってきてくれると思っていたらしい。
朝から入念に掃除をして待っていた。
お茶菓子を買って、飲み物を買って。

異例掃除はしていない。
sン銃を過ぎたころ、部屋を見てはたと思った。
あまりにも部屋が汚いと。
なにしろ汁が残ったカップラーメンがあちこちに散乱し、布団にしみがついている。
掃除をするかと思ったが、そこがグズタケの天才的な発想である。
彼は、DIYセンターに行き木材を買ってきたのである。
そしてベッドを作り上げた。
このベッド損所そこらにベッドではない。
高さが二メートルはある。
しかもはすかいがないため、揺れること揺れること。
かれはベッドを作るやさっそくベッドの上に寝具、カセットコンロ、酒、灰皿などを持ち込みラピュタを完成させた。

グズタケは彼を天空の城にいざなった。
クズマツは巨漢である。
天井に頭が付くので、首を曲げながらs酒盛りをしたそうである。






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最終更新日  2014.06.27 23:38:02
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