文豪のつぶやき

2014.07.01
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カテゴリ: 人間
グズタケの幼児性を物語る出来事がある。
私の家に警察官の友人が夫婦で来た。
そこへグズタケが遊びに来たので、警察官の彼を紹介した。
最初はお酒を呑みながら談笑していたが、急にグズタケは、
「警察はずるい」
とさけんだのである。
「ネズミ取りで隠れてスピード違反はずるい」
彼は、F1レーサーを気取っている。
だからスピードも出すのだろう。

私も警察の友人も口をあんぐりあけたままだ。
初対面の人にいきなりこうである。
しかも警察官の友人をせめても致し方ない。
しかもスピードを出すグズタケが悪いのである。
警察官の友人は大人の対応でにこにこ笑っていたが、これではグズタケには友人はできない。

こんな話もある。
グズタケはお菓子メーカーの下請け配送ドライバーである。
年収はおそらく600万は超えていると思う。まずまずの収入である。
その彼が私の家に遊びに来た。
先客がおり、その友人は工場の工員である。
おそらく年収は300万いくかいかないかであろう。

「工場の行員はずるい」
「おたくはボーナスをもらっている。俺はもらっていない。ずるい」
確かにこの工場の工員である友人は、一般の会社員なので賃金をもらう形態としては月々の給料とあとは年二回のボーナスである。
だか総額年収はグズタケの半分にも満たない。
しかし、グズタケはボーナスをもらう工員がうらやましくて仕方がないのである。







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最終更新日  2014.07.01 09:11:23
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