文の文

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sarisari2060

sarisari2060

2004.01.04
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カテゴリ: エッセイ
久しぶりに実家の兄嫁にあって、食事をした。

「やっぱり教養は身につけとかなあかんなあ」
「うーん、そらそうやけど、なんで急にそうおもたん?」
とわたし。兄嫁はもう60歳なかばである。

「あのな、こないだな、誘われてんや。
いっしょにいかへんか、て。
まるやまなんとか、ていうのに」
「まるやまなんとか?丸山?円山?。

そういうたら、このあいだ幽霊の掛け軸みたわ」

「そやろ?ふつう、わかるわなあ。
わたしもあのときだまってたらよかったわ」
と兄嫁はしきりに悔いる。

「なんか言うてしもたん?」
「そやねん」
「なんて?」

「いこいこ。どこにあるのん、そのスーパーまるやま?
って言うてしもてん。
ものすご、かっこわるうてなあ。
なんでも知っとかなあかんもんや」





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Last updated  2004.01.05 00:50:21
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