文の文

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sarisari2060

sarisari2060

2006.07.01
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カテゴリ: エッセイ
「文さんはどうしてご主人のことをかかないんですか?」


そういえば、とお気づきになるかたもおられるだろう。
ここの日記475件のうち、息子ふたりは登場するが
その父親はほとんど現れない。
現れないが、いないわけではない。
我が家はあくまで四人家族だ。

しかし、自分のことは書かないでもらいたい、
という申し出を受けている。

という推測があるのかもしれないが
「プライバシーだから」という言葉が添えられた。

わたしという人間のまんなかには
文章を書くということがあって
ものごとをそこから眺めているようなところがある。

当たり前のくらしが興味深い文章になる確率は少ない。
事件がおこり、それに対して思いがめぐっていく。

そんな非常事態の顛末が興味深い文章の核になることが多い。
それは同時に書かれるほうにとっては苦痛であるかもしれない。
文章が書かれる人間の痛点をえぐってしまうことも少なくない。
世の中ではそういう小説家が訴えられたりもしている。



というわけで、平和のために
これからもそのラインは守っていくつもりでいる。
ああ、書きたい書きたい書きたいと思うことは山ほどあって
ううう、とうなったりもするのだが、平和は大切だ。

今に腕を上げて向こうから「書いて欲しい」

と夢見ないこともない。





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Last updated  2006.07.01 16:34:29
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