文の文

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sarisari2060

sarisari2060

2011.03.18
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カテゴリ: エッセイ


その後の様子を聞くと
一昨日、実家に避難した、とあった。

しかし、それとて35キロから55キロまで離れただけで
ガソリンがないので、そこまでが限界だったという。


--孤島状態ですね
原発が収まるまでは復興どころではないでしょう。
ガソリンもないし道路に車が走ってないよ。

小名浜港が復活したので
物資が届くようになるのを
期待してるんだけどな---


そんな文面にただため息しか出ず
願うことしかできない。

今、個人で荷物が送れないなら、と
募金をすることにした。

文袋屋 注文袋3つ分の金額
募金箱に入れてきた。

神社で拝むような気持ちで
こころのなかで手を合わせた。


その帰り、鼻炎の薬などを買って
そうだ、と思い出して
先日開業したデパートの食品売り場をのぞいた。

それがすごいひとで
すごいにぎわいで
すごい音声で
そのすごさに立ちつくし

フロアいっぱいに整然と並ぶ
たくさんのおいしそうな食品をみているうちに

なんだか涙がでそうになって
体のなかから血が引いていく感じもして
なんにも買えずに帰って来た。

なんでやねん、なんでやねん。
身のうちからそんな言葉が飛び出した。







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Last updated  2011.03.18 14:01:24 コメントを書く


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