文の文

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sarisari2060

sarisari2060

2011.11.22
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カテゴリ: エッセイ



還暦を越えても発症するらしい、
なんてこっそり思ったりして。

症状がけっこう激しくて
頭がぼーとしてきて
熱が出たりしたのだとか。

薬が効いて、小康状態だが
ふっとこんなことを言った。

「花粉症のこと、毎年あなたがひどいから
わかってるつもりだったんだけど
ほんとはわかってなかったわ。
なってみてはじめてわかるのね」

こちらは、ふふ、と笑うしかないだが…。


どんなことも
自分以外のひとのことを
そのひとのようにはわかりっこないのは
自明のことなのに
ひとはわかったような気になってしまうもんなんだな。

ようわからんひとは
どこか不安材料でもあって
なにかしらのカテゴリーに入れておくと
安心するもんな。




あたしがきらいなのは
ひとの言葉を遮って
「はいはいはいはい、あれね、わかったわかった」
と訳知り顔でしゃしゃりでるひと。

名探偵になったかのように高飛車に
「わかったわかった」と
ひとの気持ちをひもときもせずに
かたずけてしまうひと。

そうやってひとを
手前勝手な色に染め分けてしまうひと。
それが違っていたとわかったとき
相手のほうが変だと思ってしまうひと。

なんもかんも知っていて
世の中が自分のてのひらにあるように
振る舞うひと。




ううむ、年を重ねると
テレビにいちゃもんつけるように
こんなふうに
きらいだあ、なんていっちゃうのよね。
こまったもんだね。












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Last updated  2011.11.23 01:51:01 コメントを書く


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