バスガイドだったみこがアコムに転職した日記

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2013年09月10日
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引き続き次世代ゲーム機の事について書こうと思って居たのだが、昨日、いきなり敵と遭遇、誠に遺憾ながら戦闘状態に陥ってしまった為、以下に戦闘に至るまでの経緯、及び自らの正当性について記したいと思う。

それは、正確に言えば今や31日にならんとしているところの30日深夜であると思っていただきたい。

所用を済ませ、席に戻ろうとしたところ、いきなり敵に遭遇したのである!
「敵・・・敵って何だ?それは・・・父さんだ!!」えー碇シンジ君の場合はそうかもしれないが、ボクが遭遇した敵は必ずしもそうではない。

長さ10Cmいや、それを超えようとするがごとき堂々たる体躯をその床面に横たえているそれは、まごう事なきムカデである!
思わず一瞬、その全長を正格に測りたくなる。しかし、軽率な行動はこの場合命取りである。

なぜならばムカデはその見かけによらず以外に俊敏であり、驚くほど反り返ることが出来る。又、彼(もしくは彼女)の所持する兵器は対人的には相当強烈なのである。

ここで、30Cmの直定規を虫体側にあてがおう物なら、かなりの高確率で彼(もしくは彼女)は戦闘行動に移行、その攻撃の物理的精神的有効性もまた、かなりの物であることが予想される。

ところでボクは大小を問わず暴力を好まない、いや、争いそのものが余り好きではない。それは人間に対しても、それ以外に対しても同様にである。



しかし、一応試してみるだけの価値は在るかも知れぬ。そう思ったがボクは金バサミを持っていない。しかし、もしかしたら2F倉庫に在ったかも知れない。

早速、コレを探しに行くため2Fに向かうことにする、が、しかしその際、彼(もしくは彼女)であるところのムカデ氏に対し、一応の妥協案を示すことにする。

「えー、ちょっと失礼、夜分にいささかぶしつけでは在るのだけど、キミ、出来るだけ早急にここから去ってくれないか?なに・・・つまり・・・その・・・お互い、余り不愉快な思いはしたくないだろ?」
ちょっとフレッド・アステア風におしゃれな感じでそう語りかけてみる。しかしかのムカデ氏、一向退去の気配を見せない。

「まぁ、キミにも守らなきゃいけないプライドの様な物があるんだろう、わかった、ボクはしばらく消えるとしよう、その間にキミはいなくなる。いいね?」

そう言い残して2Fに上がる、しかし、倉庫に金バサミはなかった(B2Fならどうだろう?)そう思いながら戻ってみると。ムカデ氏はすでにその姿を消していた。事は平和的解決を見たのである。ホッとしながら席に着こうとすると・・・なんと!彼(もしくは彼女)は我が席の間近に移動していたのである!

床と壁との境目に身体を横たえ、息を潜めている。明らかに奇襲の機会をうかがっているのである(それ以外いかなる解釈が成り立とうか?)平和的解決の意志を明確にし、加えてその具体的解決案まで提示した相手に対し、明らかなる脅威の増大となるこの行為は最早自衛権もってコレに抗するに充分な条件を満たしていると言えるのではないか?

B2Fに金バサミを探しに行くのを中止し、替わりに手箒をてにする。
「キミのとったその行為は明らかに敵対的であり、また、所持する身体能力を鑑みたばあい距離的にもその物理的脅威はボクの許容範囲を遙かに上回ってしまった。誠に遺憾ではあるがコレより自衛的防衛行動に移行させてもらう。」
滑舌良く、明瞭に宣言しても彼(もしくは彼女)はやはり微動だにしない。恐らく完璧に隠れているつもりなのであろう(この辺りが、虫(広義の)の微小脳の悲しさなのかも知れない。

彼(もしくは彼女)が横たわり、身を潜めているその壁と床の境目に向かい斜め45度の角度で手箒を縦にして振り下ろす。



コレはボクサーとプロレスラーとの間においては一種の膠着状態であることを意味する。しかし、ボクはボクサーではないし彼(もしくは彼女)もプロレスラーではない。加えて互いの体重差、体格差はあまりにも歴然としている上にボクは手箒まで持っていると言うわけだ。その様な聞きかじりの格闘技的対応で事が好転すると思ったら大間違いである。

ボクは継続的に更に数回彼(もしくは彼女)に手箒を打ち下ろした。恐らくは総合格闘技など習得していないであろうムカデ氏にとってこの攻撃をその態勢で回避しうる術はない。

結果幾ばくかの体液を漏出したあげく、彼(もしくは彼女)は殆ど動かなく(あるいは動けなく)なってしまった。

これ以上の継続的な攻撃は過剰であり、又、虫体をバラバラにしてしまうおそれがあるので、現時点を以て攻撃を終了とする。

しかし、かのムカデ氏、驚くべき生命力である。事ここに至ってもまだその多くの足を動かしている。万が一の反撃を考慮に入れ、更に衰弱するまで監視する。



さて、何処に処分した物かと思案する「ゴミ箱」は万が一の復活の際重大な脅威となるし、死亡していても同僚がその亡骸を眼にした場合不快であろう。ゴミ置き場に投棄された袋に混入させるのも考え物だ。回収業者の人の手に刺さるかも知れない。

考えあぐねた結果、「全てを水に流す」事にした。

大便器の水たまりに、かのムカデ氏を投棄する。と、驚いたことにその虫体はスッとその底部にまで沈んでいった。(ムカデって重いんだな)とか考えながらレバーを押す。

勢いよく放出されるその透明な水の流れに、ムカデ氏は飛び退るように去っていった。

今後もし、彼(もしくは彼女)が生まれ変わるとしたなら、お互い出来るだけ遠く離れて暮らしていきたい物だとつくづく思う次第である。





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最終更新日  2013年09月10日 10時10分25秒


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