迎えに行った駅の構内で突然見知らぬ人に声をかけられた。
「あなた、大丈夫?1分だけちょっと時間を頂戴。」
見れば、人品卑しからぬ四十代半ばと思しき女性。
あっけにとられて、つい立ち止まってしまった。
痛むのはどこ?」やおら足首の辺りに手をかざし、目を凝らして「気」を入れている気配。もともとこういうの苦手なんだけど、あまりに怪しげでない人だったので…。
「はい、歩いてみて。」
!!!痛みがぐっと軽くなっている。
「何ですかこれ?」
「ハンドパワーです。あなたにもできるようになるのよ。いかがです?」
「いや、今日は急いでいるので…。」
なんとも奇妙な体験だった。
そしてその時から足も腰もずいぶん楽になって、接骨院通いもやめてしまった。

