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2002年06月04日
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道路で轢かれた猫を見た

 はじめの日はまだ生々しい肢体が横たわっていた。
 そして次の日もその次の日も生々しい腐敗を残しながら
 いつの日かかさかさに皮だけになり
 その皮さえもいつのまにか消えて
 道路にはその生きていた証であるように
 しみだけが青黒く残っていた。

 今日はもうあのしみさえも無く

 あの轢かれた猫は本当にこの世界に存在していたのだろうか。

 死んでいくときも知らず
 誰が生きていたということを知っているのだろうか

 いや、僕だけが知る君の消えゆく時間
 想像はできないよ君の痛みは

 想像できるよ君のいた世界が。






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最終更新日  2002年06月05日 18時59分27秒
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