PR
カレンダー
カテゴリ
フリーページ


大雪 交通寸断、事故相次ぐ 阿蘇山で積雪35センチ 県内
この冬最大級の寒気団の影響で県内は二十一日夜から二十二日朝にかけ、ほぼ全域で激しい雪と風に見舞われた。各地の主要道路で大渋滞が発生し、通行止めも。バスなどの公共交通機関も大幅に乱れ、歩行者の転倒や車のスリップ事故が相次ぐなど、市民生活がほんろうされた。
午前十一時現在、熊本市消防局のまとめでは、十人が凍結した道路を歩行中に転倒するなどして救急車で病院に搬送された。県警と県防災消防課によると、車のスリップ事故は物損を含め四百件以上発生、五十二人がけがをした。このうち、水俣市長野町の市道で軽乗用車がブロック塀に衝突、運転の女性(34)が手首を骨折するなど二人が重傷を負った。国道や県道など十カ所以上で全面通行止めとなり、チェーン規制も相次いだ。
高速道路は同十一時現在、県内の全区間が全面通行止め。
高速バスは始発から全便運休。熊本市のバスは一部路線で通行できず、運行した路線でもダイヤが大幅に乱れた。平常通り運行した同市電は通勤通学の市民が長蛇の列をつくった。JRは一部を除いて通常運転した。
空の便は午前中の熊本空港発着の三便と、天草エアラインの二便が欠航。フェリーや高速船も欠航が相次いだ。
熊本地方気象台によると、各地の積雪は最大で阿蘇山上の三五センチをはじめ、都市部でも三~四センチに達した。熊本市の十二月の降雪は観測史上最多の十日となった。各地で風速一五メートル以上の激しい風が吹き荒れ、朝の最低気温は牛深(〇・七度)以外の県内十六カ所で氷点下を記録した。
寒さは午後には峠を越え、二十三日は幾分緩むという。
(熊日新聞)