ヴェネツィアの獅子たち

ヴェネツィアの獅子たち

PR

×

Profile

Reiko Fujiwara Marini

Reiko Fujiwara Marini

Archives

2026/06
2026/05
2026/04
2026/03
2026/02
2008/01/29
XML
カテゴリ: 島物語

 18世紀の初めに、アルメニア人の修道院になる前は、9世紀頃からハンセン病患者や、巡礼者、貧しい人々のための病院がありました。
 ハンセン病の原因となる細菌は、古来から湿度の高いアジアにあり、中東を超えアジアへも行き来していた、ヴェネツィアの商人たちが感染することもあり、他の地域よりもこのための病院が比較的多いのです。
 14世紀半ばには、聖ラザロ(ハンセン病患者や行き倒れた人の守護聖人)に捧げられた現在の修道院が建てられています。
 1601年に、病院がヴェネツィア本島に移転された後は、島は放棄され、難民状態にある修道会の、一時的な避難場所となっていました。

 1717年、ヴェネツィア政府は、アルメニア教会メキタル会の創立者である、ピエトロ・マヌーク修道士を中心とする、アルメニア人修道士たちに、この島を提供します。
 それ以前の1701年に、オスマントルコ支配下で宗教的迫害を受けて、当時ヴェネツィア帝国領であった、モドーネ(現ギリシャ、ペロポネソス半島)に逃げて来ていました。そこで、メキタル(ピエトロ・マヌーク)は、現地の監督長官であるヴェネツィア人、アンジェロ・エモや、後に共和国総督となるモチェニーゴなどの有力人物と知り合い、彼らの安住の土地への道が開けたのでした。(その2に続く)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/02/04 04:48:04 PM コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: