カナダ体験記:バンクーバーでカナダワーキングホリデー留学カウンセラー

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2007年01月19日
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カテゴリ: カナダ文化
日本人の成人の一人当たりの平均貯蓄額が2000万円になったと新聞が報道した。その貯蓄額は世界一であると言う。つまり日本民族は21世紀初頭において物質的には、地球上で最も豊かな繁栄した生活を享受していると言う事になる。

その端的な例が年末の「紅白歌合戦」の曲目から”演歌”が消えてしまった現象ある。ナゲキ節であり、「忍耐と涙と美しく敗北する美学の世界」がアフリカの最近の「キリマンジャロの雪」の様に溶けてしまった豊かな日本。

その豊かさの源はトヨタ、ホンダを始めとする日本製自動車と、ソニー、パナソニックを始めとする日本製電気製品、そして宮崎駿アニメを始めとする日本漫画、さらに任天堂のゲーム機の世界市場における一人勝ちから来ている。これらの製品が世界市場で売れに売れる事によってドル札が日本列島に雪崩込む。

日本に雪崩れ込んだドル札は、成人一人当2000万円と言う形になって各家庭に溜まっている。洪水の濁流の様に溜まったお金は、その家の子供達と妻に無限に供給されている。子供は衣食住が無限供給されるのが当たり前に成っている。奥さんの周りはブランド商品で埋まっている。堺屋太一さんが言う「飽食の時代」である。

豊かさのも一つの象徴はコンビニ屋の繁栄である。そこの主力商品は「お弁当」。日本の各家庭では夕食が一つのお膳を囲んで食べられなくなっている。各自がバラバラに「弁当」か「外食」している。日本人家庭の夕食の物理的崩壊は、日本人家庭の「精神の崩壊」を伴っている。同じ釜の飯を食ってこそ同志愛、家族愛が発生する。

それなら家族同士の触れあいが無くなったのなら、他人と触れ合うのかと言うと、苦痛を伴う付き合いなど誰も努力していない。ただ都会の雑踏の中の孤独が支配している。日本人各人が孤立している。

バンクーバー市の目の前にバンクーバー島と言う日本の四国とほぼ同じサイズの島が横たわっている。その間にイングリッシュベイという水路が走っている。

その水路の海の底には沢山のエビとカニが生息してる。食物連鎖として、それらを餌とする巨大肉食魚「ウツボ」が多数生息している。ウツボは一匹毎に海底の穴の中に潜んでいるトジコモリ状態。お腹がいっぱいの間は、その中から出てこない。腹がへれば穴の前のカニやエビを喰う。それゆえ洞窟の前はカニの甲羅や手足のバラバラ死体が転がっている。

日本人の所有する過度なドル札の洪水は、日本人を孤独なウツボ魚状態にしてしまっている。いわゆる『閉じこもり症候群」と言う超安楽状態の限りないウツボ的持続。これを別の表現をすると無風状態のバンクーバー市のスタンレー公園の森林に例えられる。



風が常時吹いていない所では、木が楽をしてしまって地面深く根を張っていない。木にすれば、わざわざ努力をして根を広く地下深く張る言われは無い。日本アニメの「トトロ」に出てくるメイちゃんの迷走した「楠の巨木」は強風の吹く日本では地上の幹や枝の数倍の規模の根を張っている。その根ゆえに「さつきちゃん」が、カマドにくべる枝を、せっかく拾ったのに強風が空高く吹き上げても倒れない強さを持っていた。

1970年代までの日本人はこの「楠の木」の様に、貧乏と言う風に鍛えられて、たくましく育っていた。しかし1980年代以後のドル札の洪水によって、スタンレーパークの「虚弱木」の様な日本人が大勢を占める様になってしまった。

その典型的な事件が年末に起こった。兄が妹をバラバラにした歯科医のご家庭の悲惨な出来事。これは豊か過ぎる日本の、全てのご家庭に起こりうるシンボライズされた他人事でないスタンレーパークの木である。貧乏人が成金になって美食を毎日すると糖尿病になる。まさにこの人殺しは、全日本人家庭の「精神的糖尿病」症候群の噴出した溶岩マグマであると思う。

お金と言うマイナスのエネルギーが、免疫の無い日本のご家庭に充満するとその構成員であるそこのご家族は狂う。スタンレー公園に巨木がごろごろ倒れている風景こそ、まさに今の日本人ご家庭現状の普遍的風景と言えるのではないか。野生のタクマシサの喪失である。

そんな世界を焼き払う北朝鮮と中国の核ミサイルが日本を叩く地獄図を、京都市の隣の亀岡市に拠点を置いた「大本教」の出口なおさんが昔「お筆先」で書いている。










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最終更新日  2007年01月19日 09時41分36秒


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