記憶の記録

2008.08.10
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出雲の夜は空気がやさしい

中海と宍道湖を結ぶ大橋川と剣先川が中州で隔てられる手前の
川幅が広いところに
このテラスBARがある
いつでも大量の水をたたえる大橋川の流れを眺めながら
おのおのが好みのカクテルを注文し
明日のお社の探訪を想像しながら
おしゃべりはなぜか仕事の話ばかりである
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そうすれば毎月
この地を訪れることになる
神々の地 いずもの夜は
ゆっくりと更けていった


夜が明けてから1時間ほど川辺を散歩し
軽く汗を流し、昨夜のアルコールを消化する
大社参拝の前にシャワーで身を清め
いざ いずものおやしろへ

大社へ向かう途中
ワイナリー 記憶した
出雲ドーム 記憶した


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35℃を超える真夏日にこのいでたちは少々厳しいが
出雲大社に詣
60年に一度の遷宮でのみ見ることのできるおやしろの内部を見せていただくのだ
礼を尽す
建築家として久しぶりに興奮している

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なぜか、僕のカメラには写っている
これはきっと建築の神様が勝手にシャッターを押したのに違いない
さすが出雲大社である
神様のお力があらたかである

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お参りをしつつ日本の建築のおおらかさ奥深さを学び
大社を後にして
昼食は先ほど通り過ぎたワイナリーへ

しまった
写真が無い
ワインの試飲に夢中になっていて
写真を撮るのを忘れていた
明日にでもワトソン君に撮影していないかと聞くことにしよう

試飲だけでも20杯は飲んだろうか
昼食時に生を1杯
赤を2杯やっているにもかかわらず・・
のんべいは強欲である

いくら酔っていても建築のことを忘れたことはない
出雲ドームは
木造だという
見学せずに素通りはできない


IMG_0962.JPG

内部に入ると広大な空間を
たまねぎ型のアーチ式膜構造が覆っている
データを調べてみた

屋根:大断面構造用集成材による木質系立体張弦アーチ構造、テンション膜構造
建物高さ:48.9m(最高部53.9m)
外壁:ポリカーボネート製大型ジャロジー(うち8スパンは電動式で回転開放可)
グラウンド面積:11,140.08m²
(野球使用時)両翼:90m、中堅:110m
(陸上競技使用時)250mトラック・100m直走路
(ラグビー使用時)96m×64m、インゴール114m
(サッカー使用時)100m×68m
内外野:人工芝(パイル長13mm)
照明設備:直接照明・間接照明併用(点灯パターンにより照度変更可能)
スコアボード:LED式
収容人員:2,500人(座席)、最大:5,000人、グラウンド内使用:10,000人

IMG_0941.JPG

この中心に立ち
拍手を打つ
パン・・・
0.31秒ほど遅れて
全方向から拍手が帰ってくる
ひとつの音は複数に増幅され
僕を通り抜けてまた0.31秒後にやってくる
何度か集約され数万に分かたれたたった一つの拍手が
やがて減衰し消えていく

こんなの
作ってみたい・・
と思ったのは
僕だけではなかったろう

興奮して
すっかり酔いがさめてしまった

こりゃーまた何か飲まなくてはならない
(べつに、無理に飲まなくてもいいんだヨ)

つづく










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Last updated  2008.08.10 08:13:22
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