記憶の記録

2009.01.29
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カテゴリ: 今月のコラム
毎日、景気が良くないというニュースばかりですね

物を売る側の都合で
サービスの差別化
品質の差別化
価格の引き下げ
なにしろ自分だけが売り上げを伸ばす為のあれやこれやで
消費者にとっては
よい時代になっていくはずだった

でも、実際は違う



どんどんみんなが不機嫌になる

サービスは人間力が問われる
品質の向上も、作者の人間力と、設備投資に依存する
価格は、機械化で人員削減を余儀なくする

つまり
世の中は
優れた人材を小数雇用し
工場は機械化して人を減らし
価格を下げてきた

工場で働けなくなる庶民
派遣だけでなく、正社員も減り続ける


良いものを買うことが出来ない

物が売れない

設備投資した分をなかなか回収できない

またリストラし、機械に頼る

景気が落ち込む



働けなければ景気が上向くはずも無いのに
こんなことも理解できていないとしか思い用の無い
社会

物を買うということは
そもそも
等価交換だ

品物の価値と支払われる金額は
等しい価値があるはずだ

買ってくれてありがとう

売ってくれてありがとう

同じ重さでなければならない

世の人は全てが労働者であり消費者なのだ
なのになぜ

売る時は
お客様は神様で

自分が買う時は
お客様になってしまうのか


機械化は
人間が楽をする為に有り
人間がやるには危険すぎる作業をする為にある
人間の為にある

でも
機械化するためには資本が必要で
資本を操る一部の人に収益が集中する
当然の仕組みだ

人間が集団を以って自然界を生き抜いて
その社会性から共同作業が如何に強いかも学んできた
共同作業は
家族みんなが
あるいは社会全体が
幸せに
安全に
暮らしていく為のものだった

だから
不特定多数の人間が
資本を投資する
個人の利益あるいは家族の利益のために

資本を投資することが出来ない人間は
労働を提供する

その 労働と資本が等価 でなければならない

しかし
機械化が進むにつれて
人間は必要無くなる
資本と労働のバランスに差が生じていく

資本にInitiativeが移行して行き
経済格差が拡大する

経済優先の社会では
これを
当然のことと認識する
確かに
出資者は優れた人材であったり
運よく資産を保有していて多大な出資をした
出資に見合った(あるいははるかに多大な)収入を欲する
この当然の利害関係が
不況のスパイラルを加速する

資本家たちに
これを止める為のインスピレーションは
思いも寄らないことだろう
異次元の発想となる

経済は
まれに
自然現象と見まごう程に冷酷な現象をみせてくれる
自然現象なら
自然淘汰がある
その流れを止めてはいけない
止められるはずもない

このまま行くことが
人間にとって必要な試練なのだと
思わなければならない

自然界では
等価交換で
循環を経営している
地球というシステムは
数十億年という単位で自転車操業を可能にしている
経済が
等価交換の基本原理を忘れれば
週末は近い

僕もその一員として
人間がそこまで愚かではないと
信じて
がんばりたい





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Last updated  2009.01.29 09:17:11
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